人生相談のお時間です。
今回のご相談者は「ゆみえ」さんです。
【お名前】
ゆみえさん
【都道府県】
福岡県
【性別】
女性
【年齢】
25歳
【ジャンル】
仕事
【メッセージ本文】
このまま一生自立できないのかなと不安です。
25歳ですが一度も就職したことがありません。職歴は短期のアルバイトをしたことがあるだけです。そのアルバイトは親のつてで雇ってもらいました。そこではなんとかうまくやっていましたが親がしつこく仕事のことを聞いてきたり、事務員(母を最初にバイトに誘った人)が母にこそこそ私の情報(仕事の様子とか家を出て働きたいとと考えてることなど)を流し、それを聞いた母がニヤニヤしながら「あんた独り暮らししたいって?いつから?」などといやらしく聞いてこられ、全部筒抜けの状態が本当に嫌で別の機会に仕事にこないかと誘われたけど冷たく断ってしまってそれきりです。親のつてだから仕方ないとはじめは諦めていましたがバイトにいっている間はいつも干渉されるので嫌になってしまいました。でも馬鹿にされたり情報があちこちに回るのも耐えられないのでこれでよかったと思っています。
私には資格も自慢できるような特技もなく、頭も悪いので就活しようにも履歴書すら書けないままです。書けることが何もありません。働かなくてはと思っても一歩を踏み出すことができないでいます。
私には弟と妹が一人ずついて、弟は働きながら独り暮らしをしています。妹は大学生で実家で一緒に暮らしています。二人はとても頭がよくなんでも器用にこなすのに私は何をやってもダメでなにも長続きしませんでした。
母は事あるごとに「お姉ちゃんだから」「お姉ちゃんでしょ」と言っていました。でも私は二人にお姉ちゃんらしいことはなにもしてあげられませんでした。お姉ちゃんをやめたいと何度も思いました。
妹もこのまま順調に卒業して順調に就職して結婚していくんだなと思うと今の自分がとても惨めです。私には仕事もなければ出会いもありません。友達も一人もいません。こんな私が自分に自信を持つにはどうしたらいいのでしょう?どうしたら人並みの事ができるようになるでしょうか。
【中村うさぎの回答】
んーと、まずあなたは「お姉ちゃん」をやめなさい。
自分もやめたいわけだし、もう大人なんだから年なんか関係ねーよ。
そもそも「お姉ちゃんらしいこと」って何なんだ。
そりゃ小さい頃は「下の子のお手本になる」とかあったのかもしれないけど、大人になったらそれぞれのキャラで生きるだけでしょ。
あなたは「お姉ちゃん」を続けてる限り、弟や妹に劣等感を持ち続けることになる。
「お姉ちゃん」をやめて弟や妹を他人として見るようになれば、「ま、頭はいいけど小ズルいとこあるわね」とか「しっかり者だけど独善的なタイプね」とか冷静に観察できるようになって、人間なんて誰もが一長一短なんだと思えるようになる。
それなら自分だって、一長一短。
ダメな部分もあるけど、いいとこだって絶対あるんだ。
短所しかない人間なんて、この世にはいませんよ。
だって、短所と長所はコインの裏表だもん。
自信満々で積極的な人は自惚れが強いし、器用な人間は中途半端で自分に甘い。
行動的な人は・・・