ARTICLE DIARYうさぎ的日常日記

  • あたしを歩けなくしてたのは、病気ではなく、あたしの心に住み着いた病気の幽霊だったのか!

  • 2016年09月16日 (金)

ついに歩けなくなって車椅子になり、恐怖症や不安症もハンパなく、手も震え、ろれつも回らなくなり・・・。てな感じで「ああ、スティッフパーソン症候群とやらが再発したに違いない」と落ち込んだあたしは、いつもの主治医のところには行かず、ネットで調べた「神経内科はここがオススメ!」という口コミを頼りに、大手町の「東京クリニック」という病院を訪ねたのでありました。

予約取れたとはいえ、紹介状もないし初診だしめっちゃ待たされるんでしょと覚悟して行ったら意外にもスムーズに診察室に呼ばれたのですが・・・!

その後の阿鼻叫喚を誰が予想しただろうか、いや、ない(反語)。

待ち受けていた先生は、山本先生という初老のおっさん。

しょっぱなから気さくな感じで、私の話をじっくり聞いてくれたのは嬉しいが、ベッドに寝かせて力任せに足のストレッチを開始!

 

んぎゃーーー!痛い、いたたたた!

「何だい、こりゃ。関節がこんなに硬くなっちゃってるよ。ほれ、頑張れ!」

が、頑張ってますけど・・・え、ちょっ・・・ひぃーーっ、股裂きーーっ?

「うーーん、股関節も硬いなぁ」

 

絶叫するあたしを尻目に、涼しい顔で独り言を呟くドクターなのだった。
おっさん、サディストかーーっ!!!

だが、試練はまだ終わってなかった。

ベッドに横たわったあたしに「腹筋で起き上がってみな」などと無理難題(あのさ、あたし、中高生の頃から一度も腹筋で起き上がれたことないんですけど!)を言いつけ、ようやく起き上がって(看護師さんが助けてくれたw)ハァハァ言ってたら、今度は、「はい、起き上がれたでしょ。じゃあ次は自力で立ち上がってあの椅子まで歩こうか

 

「無理です!」

 

「いや、できるって。あ、旦那さんは助けちゃダメよ。自力でどこまで歩けるか行ってみよう!」

 

「行ってみよう!」って、あんたはいかりや長助か!

 

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