昨日(2014年5月28日)はMXTVの「5時に夢中!」のレギュラーの日でしたー。
が出なくなって休んでたMCのふかわりょうさんも復帰して、よかったよかった!それから、黒船のアレクのアホキャラがますます磨きかかってきて、これまた素晴らしいー!
サッカーの本田の向こうを張って「俺のギャラは洗車代以下。あえてね」とか言って欲しかったわー!本人が言わないから、あたしが言っちゃったけど(←でしゃばり)。でも本番前のメイク室では、二人でノリノリで「あえてね」ごっこしてたのよー!面白かったー!
こんなことを言うと元も子もないのは重々承知なのですが、皆さんから寄せられたご相談を読みながら、「この人たち、人生の重要事項を私みたいな人間に相談して、本当にいいんだろうか?」などと、ついつい思ってしまいます。
もちろん皆さんは、ご自分の意思で投稿されているわけですから、「この件に関する中村うさぎの意見を聞きたい」と思ってくださっているのでしょう。そう思ってくださることは大変にありがたいし嬉しいのですが、相手はあの「中村うさぎ」ですよ? 買い物だのホストだの美容整形だのに入れ揚げた挙句にデリヘルで働くようなバカ女ですよ? 本当にいいんですか?
とはいえ、自分の身につまされるようなお悩みなど読んでしまうと、やっぱり「お答えしなくちゃ」などと思ってしまう私です。
今回のご相談者「せあら」さんのお悩みは、まさにそんな内容でした。
では、さっそくご紹介しましょう。
【お名前】
せあら
【都道府県】
神奈川県
【性別】
女性
【年齢】
28
【ジャンル】
その他
【相談内容】
はじめまして、こんにちは。
私の悩みをぜひうさぎさんに聞いて頂きたく、メールしました。
私は、うさぎさんと同じで、過去に2年間ホストに貢いでいた経験があり、そのことを過去の回想録としてblogに書いています。
最初は、自分が経験してきた奇抜な事を文字にしないともったいない、という軽い気持ちで始めたのですが、有難いことに読者さんがどんどん増えて、今では毎日2万PVを超え、ジャンル別ランキングでは年間1位を獲得させてもらっています。それで、毎日読者さんから、「貴女のblogのおかげでホストの怖さを知れてホスト卒業できました」、とか、「ホストのために風堕ちするところでしたが、貴女のblogのおかげで救われました」というようなメッセージも頂くようになりました。そうしているうちに、私はだんだんと当初の、”奇抜な体験をメモっておこー”という軽い気持ちから、何だか使命感や責任感、更新しなきゃ!という焦燥感、そして義務感を持ってblogを書くようになりました。うさぎさんみたいにプロの物書きではないですし、それで生計を立てているわけでもないのに、とんだ勘違いですw
あ、これは全くもって自慢ではありませんよ!どうか誤解なさらないで下さい。
というのも・・・世の中、当たり前のことかもしれませんが、人気が出ると、同時に誹謗中傷も多くなります。最近では、前述した読者さんからの嬉しいメッセージだけではなく、心無い罵倒の言葉を浴びせられることも増えてきました。うさぎさんも、ホストに通っていた過去がおありならご存知かと思いますが、ホスラブ、というサイト等では、もう本当にひどいです。じゃあ、blog止めればいいじゃん?ってお思いになると思うのですが、前述した、謎の使命感があって止められず・・・私が自分のバカな過去を赤裸々に晒すことで、1人でも誰かが救われているのであれば、頑張って続けたいと思っていて、でも同時に、誹謗中傷で嫌な思いをするのはもう嫌だとも思ってしまい、日々悶々と考えています。。。
うさぎさんは、私がどうすればいいと思いますか?
また、「そんなの自分で考えろ!」って仰るなら、うさぎさんが誹謗中傷に合われた場合、これまでどう対処されてきたか、何か少しでもいいのでアドバイス頂けたらと思っています。
長くなってしまいすみません(>_<)どうぞ、よろしくお願い致します。
せあらさん、私もまったくあなたと同じです。
最初は「ウン十万円もするシャネルのスーツを着ていながら、水道代も払えずに水を止められた話」とか「住民税も払えずに滞納した挙句、区役所の滞納整理課から差し押さえを食らった顛末」とか、そういうバカバカしくも稀有な体験を、飲み屋で友人たちと「聞いて聞いて! こんなことがあってさぁ~」などと笑い話に興じるような感覚でエッセイに書き始めました。
現在の私がプロのエッセイストなのは、べつにそのエッセイが秀逸だったわけでも何でもありません。ただ、その前からプロの物書き(ファンタジー小説家)だったので、たまたま連載する媒体を与えていただけただけです。せあらさんと私の間には、何の違いもないのです。
じつはこのメルマガのコンテンツの中で、もっとも頭を悩ませるのが、この「吠えろ!」なのよ。あたしだってねぇ、いつもいつも世の中に怒りながら生きてるわけじゃないわよ!
吠えることなんかないっつーの!
そんなわけで、ひと言いいかしら?
さて、恒例の「人生相談」。
今回の相談者は、「うた」さん(女性)です。
【お名前】
詩(うた)
【都道府県】
神奈川県
【性別】
女性
【年齢】
30
【ジャンル】
美容
【相談内容】
初めまして。うさぎさんの大ファンの30歳女です。特に「美」に関するご発言やご著書が大好きで、本や雑誌に線を引きまくって読んでいます。
うさぎさんは時々、「美」にまつわる病の一種、摂食障害についても言及されますが、今回はそのことでご相談させて頂きたく、メールをいたしました。
私は大学1年の時(今から12年も前です)、初めて出来た彼氏にフラれたことがきっかけで、ダイエットをはじめました。完璧主義な性格だったので、計画的にカロリー計算をし、ジムに通って運動もしました。すると面白いように痩せていき、156センチで36キロまで落ちました。
ところが徐々にリバウンドし、43キロに。恐怖を覚えた私は、口に入れた食事を噛んでは出すという「チューイング」にハマるようになりました……。以来12年間、チューイングをしない日はほとんどありません。いっときは1日に数千円も使う有り様でした。
事務職OLをしている今も、人間関係や何やらのストレスを理由に、1日500~1000円と上限を決めてしてしまいます。噛んだお菓子やご飯をビニール袋に出していると、安心すらしている自分に気づきます。気持ち悪い光景……。
チューイングはもはや生活の一部で、そのおかげで痩せた身体をキープしていると思い込んでいる部分もあります。普通に食べれば、太ってしまうとの思いが強いのです。
結婚を決めた彼氏もいますが、彼氏には「もう治ったよ」と嘘をつきました。精神科のカウンセリングも受け、少しマシになった時期もありましたが、実際は、完治などしていません。
これが自分の精神安定剤、ダイエットにもいいのよ、と言い訳しながら、今日も大量の菓子類を噛んではビニール袋に吐きました。仕事は楽しいのに、彼氏もいるのに、親にも一応、愛されて育ったのに……どこがストレスで摂食障害になっているのかと、自分でも不思議です。依存症って、こういうものでしょうか。
うさぎさんも買い物依存のご経験があるかと思いますが、どうすれば「依存」から抜け出すことができるのでしょうか。
長文失礼致しました。こんな汚い質問で恐縮ですが、取り上げてくだされば、本当に本当に嬉しいです。
うんうん、痛いほどわかりますよ、うたさんのお気持ち。
私は胃腸が弱くて摂食障害にはならなかったけど(ちょっとでも食べ過ぎると、すぐ激しい嘔吐と下痢で大変なことになるんです~)、かつての買い物依存症や現在の美容整形は、摂食障害と非常に近いところにあるからです。そうね、「お隣さん」と呼んでもいいかもしれない。
買い物依存症だった頃の私は、部屋に堆積した洋服の山を見ながら「これって摂食障害の人たちの食べ吐きと同じだなぁー」と思ってました。我慢できずに過剰に買っては、ろくろく着ずに部屋にうずたかく溜まっていくばかり。それって、我慢できずに過剰に食べては、ろくろく咀嚼せずに全部吐いちゃう過食症と、まったく一緒ではありませんか!
当時の私の家の洋服の山は、過食症の人たちのゲロだったわけです。