トピックス (最新情報)

第3回中村うさぎ単独トークイベント「うさぎの自作自演乙!茶会」に空き枠が出ました。

2016年10月2日(日)開催の単独トークイベントに1席キャンセルが出ました。

ご予約を希望される場合は、以下フォームからご応募ください。
先着順となりますので、ご応募頂いてもご予約完了とならない場合がございます。
あらかじめご了承ください。
ご予約完了出来た方のみ、ご案内のメールを送付いたします。

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募集終了しました。
ご応募頂き、誠にありがとうございました。

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第4回中村うさぎ単独トークイベント「うさぎのメルマガオフ会」先行予約開始のお知らせ。

中村うさぎオフィシャルメールマガジン「中村うさぎの死ぬまでに伝えたい話」をご購読いただいている会員の方を限定に、第4回中村うさぎ単独トークイベント「うさぎのメルマガオフ会」の先行予約を開始いたします。

詳細は本日18:00配信のメルマガをご覧ください!

中村うさぎの人生相談

あなたに干渉する母親はそれを「母親として当然の愛情」だと思っているでしょうが、それはあなたへの愛ではなく彼女の自己愛です。

人生相談のお時間です。
今回のご相談者は「ゆみえ」さんです。

 

【お名前】
ゆみえさん

【都道府県】
福岡県

【性別】
女性

【年齢】
25歳

【ジャンル】
仕事

 

【メッセージ本文】
このまま一生自立できないのかなと不安です。
25歳ですが一度も就職したことがありません。職歴は短期のアルバイトをしたことがあるだけです。そのアルバイトは親のつてで雇ってもらいました。そこではなんとかうまくやっていましたが親がしつこく仕事のことを聞いてきたり、事務員(母を最初にバイトに誘った人)が母にこそこそ私の情報(仕事の様子とか家を出て働きたいとと考えてることなど)を流し、それを聞いた母がニヤニヤしながら「あんた独り暮らししたいって?いつから?」などといやらしく聞いてこられ、全部筒抜けの状態が本当に嫌で別の機会に仕事にこないかと誘われたけど冷たく断ってしまってそれきりです。親のつてだから仕方ないとはじめは諦めていましたがバイトにいっている間はいつも干渉されるので嫌になってしまいました。でも馬鹿にされたり情報があちこちに回るのも耐えられないのでこれでよかったと思っています。
私には資格も自慢できるような特技もなく、頭も悪いので就活しようにも履歴書すら書けないままです。書けることが何もありません。働かなくてはと思っても一歩を踏み出すことができないでいます。
私には弟と妹が一人ずついて、弟は働きながら独り暮らしをしています。妹は大学生で実家で一緒に暮らしています。二人はとても頭がよくなんでも器用にこなすのに私は何をやってもダメでなにも長続きしませんでした。
母は事あるごとに「お姉ちゃんだから」「お姉ちゃんでしょ」と言っていました。でも私は二人にお姉ちゃんらしいことはなにもしてあげられませんでした。お姉ちゃんをやめたいと何度も思いました。
妹もこのまま順調に卒業して順調に就職して結婚していくんだなと思うと今の自分がとても惨めです。私には仕事もなければ出会いもありません。友達も一人もいません。こんな私が自分に自信を持つにはどうしたらいいのでしょう?どうしたら人並みの事ができるようになるでしょうか。

 

【中村うさぎの回答】

んーと、まずあなたは「お姉ちゃん」をやめなさい。
自分もやめたいわけだし、もう大人なんだから年なんか関係ねーよ。

そもそも「お姉ちゃんらしいこと」って何なんだ。
そりゃ小さい頃は「下の子のお手本になる」とかあったのかもしれないけど、大人になったらそれぞれのキャラで生きるだけでしょ。

あなたは「お姉ちゃん」を続けてる限り、弟や妹に劣等感を持ち続けることになる。
お姉ちゃん」をやめて弟や妹を他人として見るようになれば、「ま、頭はいいけど小ズルいとこあるわね」とか「しっかり者だけど独善的なタイプね」とか冷静に観察できるようになって、人間なんて誰もが一長一短なんだと思えるようになる。
それなら自分だって、一長一短。
ダメな部分もあるけど、いいとこだって絶対あるんだ。
短所しかない人間なんて、この世にはいませんよ。

 

だって、短所と長所はコインの裏表だもん。

 

自信満々で積極的な人は自惚れが強いし、器用な人間は中途半端で自分に甘い。
行動的な人は・・・

 

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うさぎ的日常日記

人間はきっと笑わなきゃ生きていけないんだと思った。

今週は大阪から両親がやってきた。

 

父親は開口一番、「おまえの本読んだぞ。『もう死ぬ』とか何とか

それはね、「あとは死ぬだけ」だよ、父ちゃん。ま、いいけどさ。

何だか俺のこと、ずいぶんひどく書いてたな

え、そう?

俺はおまえをそんなにぶった記憶ないぞ。2、3回くらいだろ

 

嘘つけーーーーっ!!!

 

2、3回くらいなら、あたしも父親をあんなに怖がるもんか。

いや、もちろん正確に何回ぶたれたかなんて数えてないから言えないけどさ、
2、3回なんてもんじゃない、絶対に。

一度なんか家の中で何か食べながら歩いてたのが気に障ったらしく、いきなり立ち上がってズカズカ近づいてきたかと思うと、一発目の張り手で部屋の隅に吹っ飛んだあたしをさらに殴り、腹まで蹴ったじゃん!

あたし、幼稚園くらいだったけど覚えてるからね!

 

しかしまぁ、向こうはそんなこと、全然覚えてないのだった。

 

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相手によってキャラを変える人のどこが「誠実」なんでしょう?

人生相談のお時間です。
今回のご相談者は「ジョージ」さんです。

 

【お名前】
ジョージさん

【都道府県】
東京都

【性別】
女性

【年齢】
34歳

【ジャンル】
恋愛

 

【メッセージ本文】
うさぎさん、こんにちは。
うさぎさんのご意見を伺いたくてご相談します。

私には付き合って1年2ヶ月になる彼がいます。
彼とは13年前に知り合い、3年ほど付き合っていました。一度別れて、数年後の今また付き合っている状況です。

自慢や権力を振りかざしたり、荒々しい男性が嫌いな私は、小学校に上がる頃には、女装をしているオカマさんやオカマっぽい男性に惹かれました。今で言うオネエの男性です。

私の彼も言動がどことなくオカマっぽい感じがとっつきやすく、出会った当初はそういうところに興味をもちました。そして付き合うにつれ、彼の清潔感や誠実さ、ほどよい優しさに惹かれ、どんどん彼のことが好きになりました。

ただ、親しくなるほどに私が好印象に感じたとっつきやすさはよそゆきの顔で、本当はぶっきらぼうでコミニュケーションが下手な性格なのだとわかりました。

それは彼本人の口から聞いたので確かなのです。「口下手でコミニュケーションが苦手な自分は、同僚や知人にはその場限りの愛想を振る舞う。親しい人にはぶっきらぼうに接する。ぶっきらぼうに接した方が、お互いの壁がなくなるでしょ?」と説明するのです。

私には、どう考えてもぶっきらぼうな人に親しみを感じられません。まして恋人にぶっきらぼうな態度をされたら、愛されていないのだと誤解を招くと思うのです。
私は過去に彼と付き合っていた時も、このぶっきらぼうな態度に耐えられずに別れました。でも、彼の人柄の良さが忘れられず、10年近く経って再び付き合っているほどです。

私がコミニュケーションに求めるものは細かすぎると彼は言い、価値観が違うとも言います。このことで度々大きなケンカになってしまいます。彼の同僚や友人、私と別れたあと4年間結婚して離婚した元妻との間にも、コミニュケーションの問題は起きなかったと言います。
それを聞いていると、私が本当に細かくてうるさい性格に思えてきて、間違っているのかと感じてしまいます。

私は、言葉を選び会話をすることは良いことだと思うのです。私も口下手ですし、コミニュケーションは不得手ですが、拙い語彙でも感じ良く会話をすることを煩わしいとか、よそよそしいと感じる方が私には理解できません。

これこそ彼の言う「価値観の違い」で、私たちはわかり合うことができないのかもしれないと、悲しくなります。

彼には私の価値観を強要していませんが、せめて感じ悪い口の聞き方や言葉を選ばないで、とは言っています。彼はそれが負担のようです。

うさぎさんはどう思われますか?
長々とまとまりのない文章で失礼しました。そして、最後まで読んでくださりありがとうございます。

 

【中村うさぎの回答】

私がどう思うかと言うと、彼は典型的な「釣った魚に餌をやらない」タイプですね。

だって、付き合い始めた時は優しくて感じが良かったのに、付き合い始めたら手のひらを返したようにぶっきらぼうで感じ悪くなり、そのうえ「そのほうがお互いの心の壁がなくなる」などと正当化するなんて極端に言えば詐欺じゃないですか。

そもそも「お互いの壁がなくなる」とか言ってるけど、自分がラクなだけじゃん。
「お互い」でも何でもないよ、あなたはぶっきらぼうにされて傷ついてるんだから。
相手が傷ついてるのに自分にとってラクな方法を貫くなんて、単なる身勝手だ。

私はそもそも「外面ばかり良くて家族や恋人には思いやりも気遣いも示さない」ような裏表のある人間は信用しません。

 

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