Monthly Archives: 12月 2015

うさぎ的日常日記

皆さん、大変申し訳ないお知らせですが、左手が…

皆さん、大変申し訳ないお知らせですが、中村は水曜日の早朝、近所のマックに行く途中で転倒し、左手を思いっきり傷めてしまいました!

こんな感じー。
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手がドラえもんみたいにまん丸に腫れて…。
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色もどす黒く変色し、中指は変形してるので、板で固定してる有様。
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左右比べると左手が膨れてるのがわかるでしょ?

こんな状態なのでパソコンのキーボードが打てないのです!

したがって、本日配信のメルマガは、この日常ブログと動画のみになりますぅ~。

回復してキーボード打てるようになったら、他のコンテンツの原稿も頑張って書きます!

今はとにかく痛いっす!

 

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誰か、この無気力地獄からあたしを救ってー!

一時期は60キロあった体重をダイエットでようやく47キロ代に落としたところですっかり気を抜いて食事制限しなくなったら、あっという間に48キロ代に戻ってしまった。
この分じゃまた50キロとかになっちゃうかも!

と、危機感をつのらせてる今日この頃だが、なんかもうダイエットする気力もない。
毎日疲れ果ててグッタリしてるわ。
やっぱ年なのかしら。

恋愛とかもしたいと思わないし、このままでいいのかしら、あたし?
脚が悪いとひとりで出かけることも億劫になるから、ますます活力が失われていく気がする。
常にハイテンションで生きてきたあたしが、こんな無為な毎日を送ることになるなんて思いも寄らなかったわ!

誰か、この無気力地獄からあたしを救ってー!

中村うさぎの人生相談

恋愛とは幻想によって膨らませたシャボン玉のようなもので、そのうちパチンと弾けて消えてしまうものです。

人生相談のお時間です。
今回は「まる」さんのご相談です。

 

【お名前】
まるさん

【都道府県】
青森県

【性別】
女性

【年齢】
36歳

【ジャンル】
恋愛

【相談内容】
こんにちは!うさぎさんがお薦めするアメドラのDVDを借りて楽しんでいる独身女、まるといいます。
去年一年 、婚活していましたが全く好みじゃない男性しか寄ってこず、タイプの人にはスルーされてしまい、元々男性が苦手なのもあり結婚は諦めようかなーと思いつつ、何となく諦めきれずにいます。

わたしは思考がフェミ寄りで、普段の生活では抑えているのですが、わたしに寄ってくる男性のわたしに対する都合のいい空想が耐え難く感じます。
家庭的そうとか、愚痴っても受け止めてくれそうとか、お互いなにも知らないのに男性は気に入った女性には自分の理想を重ねてみるのですね

わたしが好む男性はそういう勘違い発言をしないセンスのイイ人が多いのですが、彼らには逆にわたしが妄想を持ってしまいそれを男性は重たく感じるのではないかと思います。
わたしの妄想は、センスのいい彼がわたしの考えを理解してくれて、可愛い、 知的で楽しいと思ってくれるという…自分でも笑ってしまうような子供じみたものです。
モテない男性が、大人しく可愛い彼女が男らしい自分を信じて着いてきてくれるっていう下らない妄想と一緒ですね 。そんな男性を見て男らしさも信じられる部分もないだろうに、何を言ってるのか、と笑っちゃうのですが、わたし自身も可愛くも知的でもないのです。
恋愛相手が、自分を理想の自分に変えてくれる!というような夢物語を託しているのかもしれません。
うさぎさんにお聞きしたいのは、いい男とはどんな男なのか、ということです。

婚活によりわたしもモテない男たちも、自分を自分で理想化できるような異性を求めており、本当の他者としての異性は求めていないのだな、と実感しました。今は結婚はできなくてもお互いを1個の人間として認められる異と出会いたいと思っています。
そこでお聞きしたいのがうさぎさんの思ういい男とは、どんな人物像でしょうか?
話が飛びますが先日映画の「MADMAX 怒りのデスロード」を見ました。
そこには3種の男が描かれているんですが、主人公マックスと、悪役イモータンジョーは定番のキャラ設定なのですが寿命が短く戦って死ぬことが栄誉と信じるウォーボーイズに強くひかれました。
弱くて愚かで妄信的でピュアで残虐な一面を持っていて、わたしの周りにもこういう男性いるなーって。
男性の自己中心性と、相反する何かのために生きたい、あるいは死にたいという滅私奉公のような奴隷精神、実は相反していないのかもしれませんが…とても対話可能とは思えないのですよね
わたしはヘテロなので、やはり男性を求めていますがただ体だけの関係などではなく、気持ちを理解し合いたいです。
いい男 という言葉は合っていなかったかもしれません、話が通じて且つ性愛的にも会う人…そういう男性をいい男と呼んでいました。
うさぎさんはおバカさんで美しい男が好きとおっしゃっていましたが、おバカであっても何かしらの内面性や知性に惹かれていたのだと思います。
ゲイでない方で人生を分かち合うに足る男性はいると思いたい。
めちゃめちゃな文章ですみません。うさぎさんは男性をどうとらえていますか?男女問わずさまざまな人がいるのはもちろんですが、男女がお互いを尊重しつつ性愛を持続させるのは可能と考えられますか?

 

【中村うさぎの回答】

えーとですね、まず私が「美しくてバカな男」を大好きなのはそのとおりなのですが、それはあくまでも短期間でガァーッと恋してセックスする相手として理想的なのであって、そういう男と永続的な関係を持つつもりはまったくありません。
そもそもバカなので、互いに理解し合ったりことも心を通じ合わせたりすること自体が不可能なのです。
でも、そういう相手だからこそ、私も相手に勝手な幻想を抱くことができるわけで、しかもそれが幻想だと自分でわかっているので相手に何も期待してません(笑)。

まるさんは男性から一方的な幻想を抱かれることを不快に感じ、幻想なしで生身の人間同士として付き合いたいのですね。
もちろん、それは可能だと思いますが、私の場合、それはもはや「恋愛」ではなく「友情」なのです。
私の恋やセックスには幻想が不可欠で、幻想があるからこそ燃えることができる。
生身の相手が見えてしまうと、恋愛の高まりはたちまち萎みます。
私にとって恋愛とは幻想によって膨らませたシャボン玉のようなもので、そのうちパチンと弾けて消えてしまうものです。
でも弾けて消えるまでは、そりゃもう楽しくて夢心地。
その夢心地こそが恋愛の醍醐味ですし、幻想だからこその夢心地だと思っています。
したがって、そんな相手と結婚なんて思いもよりません。

とはいえ、これはあくまで私個人の恋愛観です。
まるさんのように、互いを理解し合って長い人生を共にできるような男と恋愛したい、と願ってる人はたくさんいるでしょう。
そういう人に何を言ってあげられるだろうか……と、しばらく考えてみましたが、何も思い浮かびませんでした。
幻想のない恋愛なんて想像できないからです。

 

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不快に感じるのは、彼にとってあなたは顔のない観客になってしまったことです。

人生相談のお時間です。
今回は「香苗」さんのご相談です。

 

【お名前】
香苗さん

【都道府県】
神奈川県県

【性別】
女性

【年齢】
28歳

【ジャンル】
人間関係

【相談内容】
うさぎさん、はじめまして。香苗という名前の28歳女です。
うさぎさんの著作を読むようになってから、自分がいままでぼんやりと感じていた、自己の自意識、他者の自意識というものを意識するようになりました。

そのせいもあるかもしれませんが、最近、どうにも気になってしまう男友達がいます。

その男性はいわゆるコスプレイヤーなのです。
しかし、いわゆるこれぞアニメ!という、現実離れした服装ではなく、
まぁちょっと変だけど、奇抜なファッションとも言えるよね、
というラインのコスプレをする人です。
そして、いわゆる男の娘で、
男だけど、女キャラを演じることが楽しいようなのです。

彼はもともとコミケなどコスプレが許されているイベントでのみ、
コスプレをしていたのですが、そのような場所で
「かわいい」「ちょっとエロい」「ムラムラする」
といった賞賛の声をうけていくうちに(たしかに完成度は高いのです)
コスプレイベントでもない場所(買物をする、お茶をするなど)でも、
男の娘として現れるようになっていきました。
彼はそうやって注目されることがやはり快感なのか、
一年ほど前から、キャラの模倣ではない、独立した男の娘として
異性装を楽しむようになっていきました。

そんな彼の堂々とした態度を、わたしも最初は
面白い、楽しい、勇気がある、と好意的にみていました。

しかし、最近になって、それが苦痛になってきたのです。

機会を伺っているかのように、隙さえあれば男の娘で現れる彼。
衣装についての講釈をし、わたしのメイクに対して駄目だしもするようになりました。
ツイッターに自撮りをあげ、スマホでネットの反応をなんどもチェックし、
わたしや一緒にいる友達が最近みたアニメの話などを話していても、
まるで関心がないようなのです。
(以前は、たとえ彼が見ていないアニメの話についても、
もうすこし会話に参加してくれていたのです)。

けして、わたしがなにか不利益を被っているわけではないし、
本来なら、彼が承認され自信がついたことを喜ぶべきなのかもしれないとも
おもうのですが、もやもやとした気持ちが抑えられません。

正直、所詮彼も、自分の社会的評価にしか興味ない俺様オトコと
同じなのかもしれない・・・とさえ感じてしまいます。
彼はそういうふつーのオトコとは違う、とこれまで思っていただけに、
最近の彼をみるのが苦痛でもあり、悲しくもあります。

すでに距離を起き始めている別の友人もいて、
内心では距離を起きたいと思っている自分がいるのもたしかです。

わたしはどうしたらいいのでしょうか。
うさぎさんのお考えをぜひ聞かせてください。

 

【中村うさぎの回答】

香苗さん、あなたのメールを読んで思わず笑ってしまいました。
いや、あなたのことを笑ったのではありません。
その「男の娘(←世間の人にわかりやすく言えば、要するに「女装してる男子」ですね)」があまりにも典型的なので、笑ってしまったのです。

私の周りにも、こういう人はよくいます。
まぁ、たいていゲイですが、短髪マッチョがチヤホヤされるゲイの世界では「非モテ」に属する線の細いタイプの人たちが多く、しかしひとたび女装すると「きれい!」「かわいい!」と称賛を浴びて、すっかりやみつきになってしまう。
まぁ、べつにそれはそれで本人が気持ち良ければいいと思うのですが、そのナルシシズムに歯止めがきかなくなって「かわいいあたし」に夢中になり、周りの人たちがドン引きしてるのも気づかずに「見て見て! あたしを見て!」モードに突入した挙句、「他者のいない世界」に行ってしまって友達を失くすタイプです。
私はそういう女装や男の娘を何人も見てきました。

彼らが周囲を不快にさせるのは何故でしょうか?
ナルシシズムがダダ漏れでみっともないから?

 

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あたしはそう簡単にくたばらないからね!

ステロイドの副作用で一時期、顔がぱんぱんにむくんでたあたし。
これが当時の写真よ!
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肥ってもいたわね。
これもステロイドのせい。
食欲が異様に増進しちゃうのよ。

でもまぁ、おかげさまでステロイドの量もだいぶ減り、ダイエットして体重も落としたので、今はだいぶスッキリしてきたわ。

そこであたしの美容整形欲も再び高まってきた。

 

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