Monthly Archives: 8月 2015

トピックス (最新情報)

9月22日NHKラジオ「オンナのミカタ」に出演いたします。

ブルボンヌさんがMCを務めるNHKラジオ「オンナnoミカタ」に中村うさぎさんが出演いたします。

「オンナnoミカタ」
http://bit.ly/1JpOiFc
NHKラジオ第1
日程:2015年9月22日(火)13:05~15:55

番組へのメッセージはコチラから。

・メール
http://bit.ly/1JpOlAU

・FAX
03-3465-2360

・ハガキ・封書
〒150-8001
NHKラジオセンター「オンナnoミカタ」係

中村うさぎの人生相談

自分が思い描いていた「理想の未来」なんてものは、本当に自分にとって理想だったのか、と疑うことです。

人生相談のお時間です。

一時期ゲイネタが続いていたので、あえて主婦の方とか別のお悩みを取り上げるようにしていましたが、やはりゲイの方からのご相談が多いため(このメルマガのユーザーのゲイ率は世間のゲイ率より高そうですねw)、また二回続けてゲイの方のお悩みをご紹介します。

今回は「よしき」さんのお悩みです。
とはいえ、これはゲイの人特有のお悩みではありません。
たまたま彼がゲイだっただけで、ゲイじゃない人もこの年頃には多かれ少なかれ、将来への不安や自分の無力さに打ちのめされると思います。
いや、この年頃だけではない。
中年になっても初老になっても、同じ悩みが形を変えて何度も襲いかかってくるのが人生というものです。

なので、彼の悩みは、どんな人にとっても他人事ではありません。
ゲイでない方々もぜひ、自分の経験と照らし合わせながら読んであげてください。

 

【お名前】
よしきさん

【都道府県】
東京都

【性別】
男性

【年齢】
20歳

【ジャンル】
仕事

【相談内容】
こんにちは。中村うさぎさんのメルマガいつも読んでます!
僕はゲイで自分の美意識がすごいつらくて、
そんな時中村うさぎさんの本を読んで救われました。
ありがとうございました!

そこで僕の悩みがあります。

僕は現在大学三年生です。
高校二年生から勉強に集中、やる気が出なくなりました。
勉強をしていると精神的に重くなり、
辛くなって我慢できなくなります。
高校二年生の時、勉強が出来なくなったきっかけは、
自分がゲイであることに気付いたことです。

中学生の時はものすごく勉強に対して、
すごく熱心でした。たぶんそれは、ナルシシズムが、
モチベーションであった気がします。
自分の理想像(結婚して子供を作って、イケメンで、
幸せな家庭を作り、周りから賞賛される自分)を愛して、
その理想の自分に近づくために勉強が情熱的にできていました。
なので、正直、中学校の時の自分は、
周りからみたらナルシシズムにどっぷり浸かった嫌な奴だったと、
思います。

しかし、高校生になった時、自分がゲイだと気づいて、
理想像が崩壊し、ナルシシズムにも気づいて、
勉強に対してもモチベーションがなくなってしまいました。

今、勉強をやることはものすごく苦痛です。
けど、中学生だった時の勉強の楽しさというか、
ドーパミンが出まくっていた自分と比較して、
あの頃のように勉強が出来るようになりたいと思ってしまいます。

僕は、欲をいえば公務員になりたいです。
けど、現状況では公務員おろか、一般企業に就職できないくらい、
勉強が精神的に出来ません。
また、自分がほかの職業で稼げる自信もありません。
僕は自分が将来的に自分一人でお金を稼げるとは、
現時点では全く想像が出来ません。
肉体労働も苦手なので、このままだと社会的な死を迎えそうです。

そして、僕には恋人もいます。今の恋人にフラれたくありません。
一緒にいたいです。けど、僕自身、自立できなかったり、
彼に依存するようになったら、いなくなってしまう恐怖もあります。

僕は勉強が出来てとりあえず就職できるようになりたいです。
しかし、今のままではどうしても無理です。
どんな本を読んでも、心療内科に通院しても、
自分はやる気や集中力とか上がらず、
精神的に重くなり勉強ができません。

これは僕の自意識の問題なのでしょうか?
いったいどうすればいいでしょうか?
うさぎさんの意見を聞いてみたいです。
とても自分でも書いていて、そんなの知るかと言われるような、
質問で申し訳ないと思います。すいません。

 

【中村うさぎの回答】

よしきさん、最初に申し上げたように、あなたのお悩みは「ゲイであるから」ではありません。

ゲイだからそこに早めに気づいただけで、ノンケの人たちだって思春期には自分の理想像が崩壊し、「こんな自分で生きていけるのか」と不安になります。
もし「そんな経験ない」という人がいるとすれば(そういう人は私の本もメルマガも読まないでしょうし、読んでも理解できないと思いますがw)、その人こそ自意識に大きな問題があるので、心療内科でも何でも行った方がいいと思います。

中学生の頃はみんな自分に無自覚なので、無邪気にナルシシズムにどっぷり浸かっています。
「厨二病」なんてぇのは、その典型ですね。
だから、よしきさんが特別にナルシストだったわけでもないし、ごくごく普通の成長過程だと思います。

よしきさんが勉強に集中できなくなったのは「理想の自分像」が崩壊したからですが、それは「結婚して幸せな家庭を作り、周囲から賞賛される自分」でしたね。
で、高校の時に自分がゲイであることに気づいて、そもそも「結婚して幸せな家庭を作る」こと自体が不可能だと悟った。
そこで、これまで描いていた「理想の未来」が崩壊するわけですが、さっきも言ったようにべつにゲイでなくても「理想の私」や「理想の未来」は必ず崩壊します。

 

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「中村うさぎの死ぬまでに伝えたい話」
うさぎ的日常日記

「食欲の秋」と「スポーツの秋」が同時期なのは理にかなってるわよね。

なんかいきなり秋ねー。
半袖じゃ寒い!
こないだまで暑かったのに、こんなに突然、秋って来るもんだっけ?
また服の山の下のほうから長袖の服引っ張り出さなきゃ。

うちの衣替えは力ずくよw

秋と言えば食欲の秋!
ダイエットにはつらい時期ね。
お芋もカボチャも美味しくなるし。
これがまたカロリーも糖質も高いのよね。

ある説によると、人間には冬眠の習性が残ってるそうで、それが本当なら、秋に食欲が増すのは当然ね。

冬眠の準備ってわけよ。

で、冬眠の準備なら、これまた当然、身体は脂肪を溜め込もうとする。
で、非常に太りやすい季節ってわけさ。

何か運動始めないとやばいわ。

 

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メルマガ「中村直腸の裏話」今月号はゴクドーくん漫遊記についての裏話。

  

中村うさぎさんがライトノベル作家時代の人気作「ゴクドーくん漫遊記」の単行本第1巻の初版に限り!表紙に描かれている主役ゴクドーくんの指は6本あるそうです。笑。

中村うさぎさんもお持ちではないとおっしゃっていました。

本日18:00に配信いたしましたメルマガでは、「ゴクドーくん漫遊記」から「ゴクドーくん漫遊記外伝」を、書くことになった大人の諸事情を話されております。

「中村直腸の裏話」予告編はコチラから。

http://bit.ly/1DKD617

 

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鈴木おさむがママプロジェクトに参加してもいいけど、なんでリーダーが男ってのはどうなの?

マクドナルドで「ママズ・アイ・プロジェクト」ってのをやってるね。
あたし、基本的にマックのヘビーユーザーだし、マックに対して友好的な気持ちを持ってるんだけどさ、この「ママズ・アイ・プロジェクト」にはちょっとイヤ?な感じを抱いてしまったわ。

どういうプロジェクトかっていうと、その名のとおり、ママの目でマックの商品をチェックしてもらおうってことらしいのよ。

曰く、「子どもを持つお母さんの目は、とても優しくて、とても厳しい目」だそうで、そういう子ども思いのお母さんたちに安心してもらえるよう、何人かのママたちに工場や農場をチェックしてもらい、意見を言ってもらうプロジェクトを開始しました、と。

 

なるほどね。

ま、それはいいと思うのよ。

コンセプト自体は悪くないわ。

 

いかにも広告代理店の考えそうな企画だけどさ、マックもいろいろあって商品イメージを回復したいところだろうから、気持ちはわかるの。

ただ、そこまではいいとしても、あたしが納得できないのは、このプロジェクトのリーダーが「鈴木おさむ」って・・・ママじゃねーじゃん!

男だし!w

 

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