Monthly Archives: 2月 2015

トピックス (最新情報)

中村うさぎの著書 『死を笑う うさぎとまさると生と死と』発売のお知らせ

2015年2月20日(金)、中村うさぎの著書
『死を笑う うさぎとまさると生と死と』が発売されます。

元外交官であり文筆家の佐藤優さんとの、文藝春秋刊の「聖書を語る」に続いて、今回は死をめぐる共書になります。

命の死だけではない、様々な死について、死の淵からよみがえった2人が語り尽くす異色対談集です。

皆様、是非チェックしてくださいね!

詳細ページはこちら

著作本一覧

死を笑う うさぎとまさると生と死と

  • 死を笑う うさぎとまさると生と死と

  • 出版社:毎日新聞社

  • 発売日:2015/2/20

    単行本: 224ページ

  • 万人に必ず訪れる最期の日。その日を前に人はどうあるべきか?

    女の業を生きる「痴の巨人」中村うさぎと、現代を代表する「知の怪人」佐藤優。

    ともにキリスト教に影響を受け、そして原因不明の病で死の淵をさまよった中村と、いわゆる「鈴木宗男事件」で社会的に殺されかけた佐藤。

    異色の二人が贈る「死の入門書」がついに解禁。

中村うさぎの人生相談

あなたは彼の言葉の呪縛から解き放たれない限り、自尊心を取り戻すことはできません。

「人生相談」のお時間です。
今回は「山田」さんという若い女性からのご相談です。

 

【お名前】
山田さん

【都道府県】

【性別】 
女性

【年齢】
21歳

【ジャンル】
その他

【相談内容】
うさぎさんの本を読んで閉鎖病棟での生活を乗り越えられ、一時的に精神疾患から脱せられました。本当にありがとうございます。

とても勇気が湧いてくるブッ飛んだ行動力と自己愛を感じます。
私はうさぎさんと対極で、自信がなく何をすればいいかわからないまま、花の十代と言われる時代を精神疾患と共に鬱屈と過ごしました。
気づいたときには終わっていたという感じです。

精神にきたる病はもう治療を諦め、「つらくしんどくなったときは自分の思考力で誤魔化していく」方向でなんとか死から生への転換をしているところです。

しかし生活環境です。
私は山や田のある場所ではないですが、思考的に田舎民族の土地、両親の出身です。
私はやっと先日からアルバイトを始めたフリーターとも言えない立場で、親にも友人にも頭が上がらずどうしても今の自分から脱することができずにいます。

まず金銭の問題です。
私は金銭的に自立をしたい希望だけが強く、まだまだ両親のお金に頼りまくりです。アルバイトが終わったあとの、何をしていいか分からない莫大な虚無感、孤独感。
チミチミ湧いてくるやる気と変身願望とは裏腹に、何をしていいかわからない自分がいます。

そして承認欲求です。
私は鬱病を宣告されたあとに処女を喪い、完全にセックス依存症になりました。
そのことでかつての交際相手から罵倒され、お前は絶対に幸せになれないと言われ、当時そして現在も相手を好いている私は一人になった悲しみと言葉の棘が刺さりに刺さった心を持て余しています。

そして思いついたのが出稼ぎ風俗。
これは自分に関わっている人、両親や友人、過去になった人々からも一生に渡り否定されると分かっている選択肢です。
実家にいると申し訳ない気分になりごはんも食べられない。
自分のお金で生きてみたい。
思い立った理由はその二つだけでした。

うさぎさんはデリヘル経験をされていますし、その頃には自立もされていたでしょうから行動や自分の人生の選択肢に責任を持っていたと思います。私と比べるのはおかしいと思いますが、うさぎさんのように楽しさも強さも寂しさも受け入れた強い女性になりたい思いがあり、相談をさせていただきます。

具体的になんの相談なのかと言われると、私自身明確な言葉が見つけられず、偶然みつけたこちらの直に尋ねられる機会にただ喜んでいます。

お金がすべてでしょうか?
人に認められない、異性に愛されない自分にもう価値があるのかわかりません。
この甘えた思考を叩き潰すような厳しいご意見をどうかよろしくお願いします。

 

【中村うさぎの回答】

山田さん、鬱病は本当につらいでしょうね。
私も先週、MXTVの番組降板にまつわるゴタゴタからすっかり鬱状態となり、毎日、死にたい想いと戦っていました。

私は決して、強い人間なんかじゃありません。

今回の件でもわかるように、すぐに心が折れちゃう、弱い人間です。
なので、あなたの望むような「強い人間」の立場からお答えすることはできません。
が、弱い人間なりに、あなたのお悩みについて真剣に考えていきたいと思います。

まず、あなたは「鬱病」という病でつまづきました。
まだ若いのに、この病を背負うのは大変です。
が、はっきり言って、私はこの「鬱病」なる病が、投薬やカウンセリングで治るとは思ってません。
山田さんのおっしゃるように、「自分の思考力」でそこから脱するしかないのです。
それは「誤魔化し」でも何でもない。
むしろ、薬で無理やり精神状態を上げるほうが「誤魔化し」ですよ。
あなたのように「自分の思考力」で病と対峙することのほうが、よっぽど律儀で正々堂々としたあり方だと私は思います。

そういう意味で、私はあなたをリスペクトします。

あなたは、自分で思っているより、はるかに強い人間ですよ。

 

この続きはメールマガジンにご登録後、ご覧いただけます。

中村うさぎオフィシャルメールマガジン
「中村うさぎの死ぬまでに伝えたい話」
うさぎ的日常日記

あたし、何でもかんでも下ネタにはしてないわよ。

それは11日の夜のこと。
ふかわりょうさんのブログを読んだあたしは、激しいショックを受けた。

そこに書かれていたのは、ずいぶん前から美保さんがあたしについてスタッフに「何でもかんでも下ネタにもってく」「自分の話をさえぎって割り込んでくる」というクレームを訴えていた、という内容だった。

あたしはそれについて、何も聞かされてなかったわ。

ふかわさんのブログで初めて知ったの。

スタッフがそんなクレームを受けていながら、あたしに何も言わなかった事にも驚いたけど、それより何より、そんなクレームを受けていながら、相変わらず「夕刊ベスト8」で毎週お約束のように下ネタニュースを盛り込んでた事にも、「何故っ?」と叫びたくなった。

ニュースを選ぶのは、スタッフの仕事。

 

この続きはメールマガジンにご登録後、ご覧いただけます。

中村うさぎオフィシャルメールマガジン
「中村うさぎの死ぬまでに伝えたい話」
トピックス (最新情報)

オフィシャルメールマガジン「中村うさぎの死ぬまでに伝えたい話」配信日延期のお知らせ。

今号のメルマガ配信は中村うさぎ本人の体調不良により、2015年2月16日(月)18:00に延期とさせていただきます。

当メルマガを楽しみにされていた会員の皆様、誠に申し訳ありません。

以下、中村うさぎ本人からのコメントを預かって参りましたので、来週月曜日まで、もうしばらくお待ちください。

【中村うさぎ本人からのコメント】

メルマガ会員の皆さん、本当にすみません!

中村はMXTV降板に伴うゴタゴタですっかり参ってしまい、今週配信の原稿が滞ってしまいました。

 

この続きはメールマガジンにご登録後、ご覧いただけます。

中村うさぎオフィシャルメールマガジン
「中村うさぎの死ぬまでに伝えたい話」