ARTICLE 中村うさぎの人生相談

  • どこかに「正しい道」があると思ってるから、「道を間違った」と感じてしまうのです。

  • 2015年11月27日 (金)

人生相談のお時間です。
今回のご相談者は47歳の「サルのぶ」さんです。

 

【お名前】
サルのぶさん

【都道府県】
千葉県

【性別】
男性

【年齢】
47歳

【ジャンル】
その他

【相談内容】
営業職の会社員です。
今の会社が3社目になりますが、いつもトップの成績を上げて来ました。
しかし、気がついた時には、組織や他人から痛い目に合わされました。
一人でデキる仕事を、とも考えますが、家族を養えるかと言われると、その才覚は持ち合わせていないようです。
金、酒、女の失敗もしてきました。
今の会社は、前職の仲間が『収容』してくれましたから、感謝していますし、嫌いではありません。
でも、これから50代を迎えるにあたって、どう生きるべきなのか見失っています。
取り留めのないご相談ですが、アドバイスをお願いします。

 

【中村うさぎの回答】

サルのぶさん、あなたは「どう生きるべきなのか」ということでお悩みのようですが、その問いに答はないと思います。
何故なら「どう生きるべきか」という問いは「自分には生きるべき道があるはずだ」という考えを大前提としているわけですが、そんな「」など用意されてないというのが私の考え方だからです。

これはあくまで私の個人的な考えなので正しいかどうかはわかりませんが、人生を地図に例えるなら、その地図にはあらかじめ道など記載されてないと思うのです。
道は、自分で作っていくものです。
高村光太郎の詩じゃないけど、「僕の前に道はない 僕の後ろに道は出来る」ってやつです。
あなたが歩んできた軌跡がそのままあなたの人生になるわけで、そういう意味では「未来に通じる道」などあなたの人生マップ上には存在しません。

結局のところ、私たちにできるのは・・・。

 

この続きはメールマガジンにご登録後、ご覧いただけます。

中村うさぎオフィシャルメールマガジン
「中村うさぎの死ぬまでに伝えたい話」