ARTICLE 中村うさぎの人生相談

  • あなたは無意識に「気になる声」と「気にならない声」を選択しているわけですね。

  • 2015年11月20日 (金)

人生相談のお時間です。
今回のご相談者は40代の「みき」さんです。

 

【お名前】
みきさん

【都道府県】

【性別】
女性

【年齢】
46歳

【ジャンル】

【相談内容】
うさぎさん、こんにちは。
私は人の話す声がとても気になり、隣人が話しているのが聞こえるとソワソワ落ち着かなくなります。
とても生き辛いです。
生活音として割り切れないんです。今いるところはいわゆるファミリーマンションで両隣はお子さんがいるご家庭です。なので今の時期ベランダでプールするはしゃぎ声や、親の笑い声が聞こえてきます。(我が家は子供はいません)
廊下でも子供のはしゃぎ声がしています。
集合住宅故仕方ないし、ウチだって生活音は出しています。それこそ野中の一軒家にでも住めよ!って感じですが…。

人と共存していく上で、話し声は仕方ないと分かっているのですが、それでもキツイんです。
こんな私はどう生きていけば楽に過ごせるのでしょうか。

 

【中村うさぎの回答】
咄嗟に「耳栓したらどうだろう」と思ってしまった私ですが、そんなの解決になりませんよね、すみません。
でも、そんなに隣の家の声が気になるのなら、家にいる間は耳栓してもいいんじゃないかとマジに思いました。
外で耳栓してると車の音が聞こえなかったりして危ないけど、家の中ならせいぜいテレビの音が聞こえなかったり家族の声が聞こえなかったりする程度なので、身に危険が及ぶこともないしね。

というのも、みきさん、私はあなたに訊きたいことがあるのです。
あなたは電車に乗ったりスーパーで買い物したりしてる時にも、他人の話し声が気になって仕方ないのでしょうか?
混雑した交差点なんか歩いてると行き交う人々の話し声が気になって歩けなくなってしまうとか、そんなことはないのでしょうか?
あなたの文章を読む限りでは・・・

 

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