うさぎ的日常日記

今日、死のうと思ってバスルームからタオルを取ってきて、ドアノブで首吊ってみたんだけど・・・。

今日些細なことで荒れて、夫に八つ当たりしてしまい、そんな自分への嫌悪で本当に生きていくのが嫌になった。

で、死のうと思ってバスルームからタオル取ってきて、ドアノブで首吊ってみたんだけど、レバー式のドアノブなのでうまくタオルが引っかからず、吊った途端に外れちゃった。

もう一度トライしたら今度はすぐには外れなかったものの、苦しくて暴れちゃったのでまたほどけて失敗した。

自分で死ぬのはなかなか難しい。
覚悟が足りないのかもしれない。
要するに自殺もできないヘタレってわけだ。

よく「若くて楽しかった頃に戻りたい」とか言う人がいるけど、そのたびに私は「でも、なんだかんだ言っても、今が一番充実してるかもな」なんて思ってた。

だけど現在はさすがにそうは思えなくなり・・・。

 

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真面目で手抜きができず几帳面な人よりも、要領がよくて適当に手抜き上手な人のほうが、傍からは有能に見えたりする。

このコーナーに、たまに複数のメールをくださる方がいらっしゃいます。
今回の「ぷ」さんも、2件の相談メールをくださいました。

正直、最初のメールは短かったこともあり、お悩みの内容がぴんときませんでした。2通目を読んだとき、初めて「なるほど」と思いました。

今回は2通ともここでご紹介します。
両方読んだほうが、「ぷ」さんの言いたいことがわかるような気がするからです。

では、まず最初にいただいたメール。

 

【お名前】
ぷさん

【都道府県】

【性別】

【年齢】
-歳

【ジャンル】

【相談内容】
いつも頑張り過ぎてしまいます。

自分に優しくできません。

人が怖くて、信頼することも頼ることも出来ません。大切な人が誰だかもわかりません。

 

【中村うさぎの回答】
そうか、頑張り過ぎちゃうのか。
そういう人はたくさんいますね。
さらに、「自分に優しく」できないのですね。
うんうん、そういう人も大勢いますね。

私は努力が嫌いなのであまり頑張らないタイプです。
しかも、自分に厳しくしたいけど、ついつい甘くなってしまうのが悩みの種。
つまり「ぷ」さんと真逆のタイプですね。

真面目で頑張り屋さんで自分に厳しい人は、世間的にはリスペクトされるタイプだと思います。
本人は自分を追い詰めすぎて苦しいのでしょうが、頑張らない人や自分に甘い人に比べればちゃんと成果も出せるだろうし、周囲からも評価されやすいでしょうから、私のような人間が無責任に「頑張らなくていいよー」なんてそそのかして、「ぷ」さんのこれまでの評価や業績が崩れ去ってしまったら困る。

で、うーんと頭を抱え込んでしまった私なのでした。
すると、2通目のメールが「ぷ」さんから来て、それを読んで初めて私は「ぷ」さんのお悩みの核心を理解しました。

それは、以下のようなメールです。

 

【相談内容】
彼氏に嫉妬してしまいます。
先輩です。
その先輩はよく喋り、気遣いが出来て、色んなことをよく知っています。私はそれが出来なくて、羨ましく思います。でも、あの先輩みたいになりたいとは思いません。私を馬鹿にするし、言い方もキツイし、嫌いです。距離を置けばいい人だとも分かりますし、あの人は嫌われない人だなあと思うと悔しいです。

 

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ま、昔から歩いたり走ったりするの嫌いだったしね。

最近は杖つきながら、ひとりで近所を歩き回れるようになった中村です。
これでもう少し遠出ができるようになったら最高ね!

車椅子の頃は、よく走ってる夢を見た。
走りながら、「あ!あたし走れるんだ!」って気がついて、すごく嬉しいんだけど、その途端に足がヘロヘロになっちゃうの。
そういう夢をたびたび見ました。
でも、歩けるようになってからは、そんな夢も見なくなった。
走れないのは相変わらずなのに、もうちょっとすれば走れるようにもなるだろって思ったら、夢に見るほど走りたくなくなっちゃったみたい。

ま、昔から歩いたり走ったりするの嫌いだったしね。

そんなわけで、今夜は久々に新宿二丁目に遊びに行くわ!
友人伏見憲明さんがやってる「A Day in the Life」ってお店よ!
今夜は鶏皮カレーがあるらしい。

 

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本人は意識してないかもしれないけど、そんな強引な経済援助の陰には、必ず不安や劣等感がある。

前回は年下の男性に恋してしまう女性の話でした。
それはもう好みの問題だからどうしようもない。イタいおばさんと言われる覚悟があるのなら、思う存分、若い男を追い掛け回せばいい」と私は答えました。

ですが、彼女が引け目を感じてしまう気持ちもわかるのです。
周りが何と言おうと気にしないけど、相手に引かれるのはつらい。
父親や母親くらいの年上にしか興味ないという老け専(←嫌な言葉ですねw)ならともかく、そうでない相手なら。たとえ何かの拍子で恋人同士になれたとしても、お互いに年齢のことが気になってしまってうまくいかないのではないか。

なーんてことを考えると、ついつい年上のほうは臆病になってしまう。
その気持ちはよくわかります。
では、年上と付き合っている方はどんな気持ちなのか?
これもまた一概には言えませんが、たとえばこんなご相談をいただきました。

「口島ゆびこ」さんのお悩みです。

 

【お名前】
口島ゆびこさん

【都道府県】
東京都

【性別】
女性

【年齢】
22歳

【ジャンル】
恋愛

【相談内容】
はじめまして。中村うさぎさん。

趣味がきっかけで47歳の男性と付き合っています。(彼は未婚者です。)
付き合って半年ほどです。
好きかと問われると実はそうではなく、恋心よりも、安心感を感じて付き合っています。彼はわたしへ色々尽くしてくれる優しい男性です。
でも年の差がありすぎて、子供が欲しいのに躊躇してしまうし、一緒に外を歩いていて、本当に彼には申し訳ないのですが、非常に恥ずかしい思いを感じてしまいます。(あの子は父親と手を繋いで歩いてるな、とか、援交かな、と思われてないか。)
こないだもお店で親子に間違えられました。

一緒におじいさん、おばあさんになれる人と結婚したい、と言うと「俺、100歳まで生きるから大丈夫」とか確証のないことを言われます。
だったら付き合わなきゃよかったじゃないか、と責められたのですが、結婚と子供を作ることまで欲されてるとはあまり想像していませんでした。(こんなに歳が離れてなかったらわたしだって子供がほしいのに………)
この人を逃したら自分を好きな人なんてこの先現れないかもという不安でずるずる付き合ってきてしまいました。

色々、最近は就活もあり、金銭的な援助、
彼は不動産投資が趣味らしく、わたしにマンションの一部屋を買い与えられました。どんなにわたしが賃貸で自分で払う、と言い聞かせても、「お前が住み終わったあと(彼は彼邸にて同棲したいと望んでる)人に貸して資金回収するから大丈夫」と言って買い与えました。(今日、契約してしまったそうです。)

わたしは職場の男性に恋をしてしまいました。片恋です。付き合えるかどうかは別として、それを機にまったく、彼への想いは失せてしまっています。恐怖心の方が強いです。将来は親と同時期に彼を介護しなきゃならないのか?同時期に失い、わたしは再婚の難しい年齢で未亡人にならなきゃならないのか?

誰にも相談できません。すみません、意見だけでも聞かせてください。お願いします。自分がおろかすぎて苦しいです。

 

【中村うさぎの回答】
最後の「自分がおろかすぎて苦しいです」という一文に、胸が痛みました。
いつもなら「自分で選択したことでしょう」と言うところですが、まだ若いゆびこさんのにっちもさっちもいかない苦しさを考えると、あまりきつい言葉は言いたくありません。

そう、ゆびこさんはまだ若い。
だから自分の選択の結果に追い詰められてしまうんですね。

あなたは愚かなんじゃありません。

経験が足りないだけなんです。

ゆびこさんのお悩みは、ある程度以上の年齢の人間からは「なーにを甘ったれたこと言ってやがるんだ」と反感を買いがちです。
経済的な援助をしてもらいながら、一緒にいると恥ずかしいとか、介護するのが嫌だとか、そんな身勝手なこと言える立場か、と。
もちろん、ゆびこさんは経済的援助を断ったと言ってますが、本気で断りたいなら断固として引っ越さないという意思表示もできるわけだし、用意されたマンションにずるずると住んでしまえば、ますますこの関係から抜け出せなくなって泥沼化するのは明白です。

あなたは彼との関係に依存している。

まず、そのことは認めてください。

経済的援助という甘い餌に、ついつい誘惑されている自分を自覚してください。

 

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祝1周年!本日5月1日(金)18:00よりオフィシャルメルマガ配信いたします。

中村うさぎオフィシャルメルマガ「中村うさぎの死ぬまでに伝えたい話」はおかげ様で1周年を迎えました。
毎週金曜日に盛りだくさんの内容で配信させていただいております。

■目次
┣1.うさぎ的日常日記
┣2.女王様のご生還
┣3.中村うさぎの人生相談
┣4.週刊四字熟誤
┣5.中村直腸の説話
┣6.メディアスケジュール
┗7.編集後記

1周年を記念して特別に人気コンテンツの「中村直腸の説話」のダイジェスト版をご覧ください。
2015年5月のマンスリーゲストは杉山文野さんです。

 

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