Monthly Archives: 1月 2016

人生相談のお時間です。
今回のは9月にいただいたメールです。
できるだけすべての方にお返事しようとしているので、月に4人ずつのペースではどうしても遅れてしまいます。
どうもすみません。

さて、今回は「佐藤」さん（23歳女性）からいただいたメールです。

【お名前】
佐藤さん

【都道府県】
福島県

【性別】
女性

【年齢】
23歳

【ジャンル】
恋愛

【相談内容】
こんにちはうさぎさん！
いつも本を楽しく読ませて頂いております。
早速ですが悩みというか要望なのですが、私はフリーセックスについて大変強い関心と疑問を抱いております。
うさぎさんは確かフリーセックス派ですよね？
そこで要望なのですが、ぜひフリーセックスについて教えて頂きたいのです。

なぜフリーセックスにまで至ったか。
きっかけは？誰かの影響？
うさぎさんは自分の女の価値を知るため風俗を体験したそうですが、その女の価値とやらも何か関係があるのでしょうか？
初体験は捨てた？それとも愛する人と？
異性に対する抵抗は全くありませんでしたか？(もし全く無かったら)抵抗が無かったのは性欲に負けたため？
凄く失礼な言い方ですが、フリーセックス派の人にとって異性はアダルトグッズみたいなものですか？
よく昔は遊んでたけど今は愛する人がいると聞きますが、それはその愛する人とやらを物珍しいアダルトグッズを見つけたという感覚ですか？
一人の人と深く向き合ったことは？
フリーセックスは性癖？(不特定多数の異性にしか性欲が湧かないなど)

おそらくフリーセックス派の方々は口を揃えて「やりたかったから」「やりたいだけだけど？」「依存してるから(メンヘラだから)」と言うと思います。
けれど、それだけ自分と向き合っていない人が沢山いるのでは？

そして最近ポリアモリーなる関係があると知りまたしても衝撃を受けました。
関係者全員が合意の上で同時に複数の人と性愛関係にある、私から言わせればポリアモリーをしているという自分に酔っているとしか思えないのですが……
ポリアモリーをしている人で「一人に選べないから」だそうなのですが、完全に自己中のナルシシズムに思います。
人を愛するってその程度なのでしょうか？

フリーセックスやポリアモリーをしている自分を自慢している人達も人格的にどうかと思います。(内輪だけならいいかもですが)

なんだかクソ真面目な内容になってしまって申し訳ないですが、ぜひフリーセックスについて教えて頂きたいものです。
むしろフリーセックスについての本を出して頂きたいぐらいなのです！(もうすでに本に書いてあったらすみません)
是非ともご検討して頂きたい。

すみませんが、私は自分を「フリーセックス派」だと思っていませんので、フリーセックスの本は書けません。
他をあたってください。

そもそもあなたの言う「フリーセックス派」の定義がよくわからないのですが、文中にあるように「不特定多数の異性」とセックスすることだとしたら、私は「不特定」ではありません。
面食いなので、必ず相手を選びます。
誰でもいいわけではないのです。
出会い系などでデートした場合は、やらずに帰ってくることのほうが圧倒的に多かったです。

人生相談のお時間です。
今回は「ようこ」さんからのご相談です。

【お名前】
ようこさん

【都道府県】
–

【性別】
女性

【年齢】
51歳

【ジャンル】
人間関係

【相談内容】
うさぎさんはどちらかというと、女性が好きですよね。
私は多分、ヘテロだと思います。私はどちらかというと、女性があまり好きではないです。
私の悩みは人から、
「でも、女子は女子だけでかたまりたいじゃない！」
という学生時代の女子の先輩の言葉と、ある女性から、
「男のほうへいくから。女は女同士でなごみたい」
という言葉です。「なごみたい」と言った人からは、
「親友いる？」
と、それまでほとんど話したことがないのに言われました。
私は嫌いな女性が多いように思います。
女同士でかたまるというのが苦手です。
なぜかというと、女性は人の立ち入ったことを寝掘り葉掘り聞くからでしょうか？　私は女同士のつきあいが苦手で、女性ばかりで群れるのが好きな女性からも多分、苦手がられてると思います。
世の中は、そりゃあイヤな男性もいるとは思うけど、意地悪な女性が多いと思います。昔、「（女同士で）ベタベタしない」と言われたこともあります。それで今まで悩んだこともあります。
　ある時、「私は一人なんだ」と開き直ったのですが、それから楽になったように思います。うまく説明できないのですが、中村さんはどう思いますか？

えーと、私は基本的に男性が苦手で女性といるほうが気が楽なのですが、性愛的にはヘテロ寄りだと思います。

ま、それはともかく。

「女同士の付き合いが苦手」なら、無理して女同士でつるむ必要はないと思います。
ようこさんの言うように、確かに女同士で喋ってると「プライベートぶっちゃけ話」が多くなります。
ようこさんはそれを「根掘り葉掘り」と感じて不愉快みたいですが、私なんぞはこの「ぶっちゃけ感」こそが女子会の醍醐味だと思っているのです。
私はこういう「ぶっちゃけ話」をノンケ男性の前でも平気でやりますが、私の話を理解したり共感したりしてくれる男性が少ないので、どうしても一緒に盛り上がれる女子やゲイとばかり話すことになります。
私が女子やゲイと同じように「ぶっちゃけ話」を楽しめるノンケ男性は、タカナシクリニック院長をはじめとする数人で、その人たちはノンケ男性の中でも「変人」の部類に属する人たちです。

ようこさんが女子の「ぶっちゃけ話」が苦手なのは、おそらくようこさん自身が女性に心を開きたくないからだと思います。
べつに開きたくなければ開かなくていいのですが、女子は「ぶっちゃけ話」をすることで互いに心を開き合い親密感を増す習性があるので、ようこさんのように最初から拒否感のある人には「女子コミュニケーション」が難しいでしょう。
なら、無理しないで男性たちと遊べばいいんじゃないかなぁ。
一緒に楽しい時間を過ごせる男友達がいれば、それはそれでいいじゃないですか。

ただ、ようこさんのメールの中で気になるのは「意地悪な女性が多い」というくだりです。
どんな意地悪をされたのか知りませんが、男性は相手が女性だというだけで手加減してくれる人が多いのに比べて、女性は同性の気安さからついズバッと物を言ったりしがちです。
私の場合、むしろその「ズバッ」が好きなのですが、ようこさんはそれを「意地悪」と受け取ってしまうのでしょう。
でもね、それは意地悪じゃないんですよ。