Monthly Archives: 7月 2015

メルマガ特典:うさぎの図書館

うさぎの図書館(ネタバレ上等)動画編 2015.07.31【Vol.03】

「うさぎの図書館(ネタバレ上等)」動画編
第三回

手塚治虫原作、スタジオライフ公演の舞台「アドルフに告ぐ」
中村うさぎが観劇後、 峠草平役の曽世海司氏、脚本・演出の倉田淳氏にインタビューさせていただきました。

スタジオライフ公式サイト

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うさぎの図書館(ネタバレ上等)動画編 2015.07.24【Vol.02】

「うさぎの図書館(ネタバレ上等)」動画編
第二回

手塚治虫原作、スタジオライフ公演の舞台「アドルフに告ぐ」
中村うさぎが観劇後、 峠草平役の曽世海司氏、脚本・演出の倉田淳氏にインタビューさせていただきました。

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うさぎの図書館(ネタバレ上等)動画編 2015.07.17【Vol.01】

「うさぎの図書館(ネタバレ上等)」動画編
第一回

手塚治虫原作、スタジオライフ公演の舞台「アドルフに告ぐ」
中村うさぎが観劇後、 峠草平役の曽世海司氏、脚本・演出の倉田淳氏にインタビューさせていただきました。

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トピックス (最新情報)

昨晩は久しぶりにタカナシクリニックの高梨院長と会食をしました。

先日、当オフィシャルメールマガジンの「うさぎの日常日記」内で取り上げられていた、中華料理店「黒猫夜六本木店」へ、中村うさぎさんと、旦那様、タカナシクリニック高梨院長と食事をしてきました!

うさぎさんと高梨院長は本当に久しぶりの再会でしたが、思い出話から今後の話まで、ブランクを感じない位、いつも通り楽しく会話を楽しんでましたよ。

  

 

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「中村うさぎの死ぬまでに伝えたい話」
中村うさぎの人生相談

仕事というのは「やりたいこと」ではなく「できること」で選んだほうがいいのです。

人生相談のお時間です。

前回の人生相談は「選ばれし者になりたい」「特別な存在になりたい」というナルシシズムと承認欲求に苦しむ人のお悩みでした。
こういう人たちの気持ちは、私も同類なのでよくわかる気がします。

しかし世の中には「何者にもなる気がない」ことに悩んでいる人もいるんですよね。

「何者かになりたい」という強い欲求は、苦しいけれども上昇志向にも繋がるので、うまく利用すれば本当に何かしらの才能を引き出して「何者か」になれる可能性も秘めています。
が、「特に何者かになりたいとも思わない」「何者になっていいのかもわからない」という人たちは、どうすればいいのか。

まぁ、私のように「自己顕示欲」と「承認欲求」の塊みたいな人間は「何者にもなりたくないなら、そのまま何者にもならず薄ぼんやりと生きていけばいいじゃん。そのほうがラクでしょ」なんて思ってしまうのですが、どうやらそういうものでもないようです。

というわけで、今回は、先週とは真逆といえそうな「朋士」さんのお悩みです。

 

【お名前】
朋士さん

【都道府県】
東京都

【性別】
男性

【年齢】
24歳

【ジャンル】
仕事

【相談内容】
こんにちは。いつも楽しく拝読してます。とてもありきたりなのですが誰にも聞けないのでうさぎさんに相談してみたくなりました。喝を入れる、共感する、興味がない、などなんでもいいのでうさぎさんが読んでどう思われるのか反応が知りたいです。

僕は一度大学を中退しており今年の春に二つ目の大学をやっと卒業して、そのまま働かない状態に突入してしまいました。去年は就活もせず、今はバイトや派遣の面接を受けたりしてますが社会人経験がないためか全く受かりません。やってみたい仕事を選り好みして受けているためなかなか採用されないのでしょうが、なんだかどうでもよくなってきてしまいました。元々やりたいことや目標というものがはっきりしない典型的な若者という感じなのですが、どう自分を奮起させていいのかわかりません。結婚願望もなく、恋愛も上手くいったことがないですし、世のおじさん方がいう”男は働いて家庭を持って一人前だ”的な考えもありません。ただ年を取った後のキャリアもなく相手もいない悲惨で孤独な光景だけが思い浮かんでその不安感に支配されます。
学生の頃から働くことに不安があってウリセンでバイトしたりしていました。サラリーマンになれる気もせず、自分で何かを始めることも出来ないと思っていたため少しヤケになって風俗業界に足を踏み入れてしまいました。心のスイッチさえ切れば誰でも出来てなおかつお金を貰える仕事だと思ったからです(真面目に働いてる風俗業界の方々すいません)。実際に仕事は思っていた以上にシビアでしたし、そういう行為がが好きで始めたわけではないため虚しくなり半年ほどで辞めました。
悩みをまとめますと自分にとって何が大事なのかわからず嫌いなものだけ思い浮かんでしまうのです。今は3月までにあった仕送りとバイトの貯金で生活してますがお金が尽きる前に何かしら仕事はすると思います。ただ金を稼ぐためだけの仕事をして自分の自尊心を保つ自信が全くありません。将来結婚したいわけでもなく、エリートになりたいわけでもなく、やりたいことや能力はないくせに雑用で働きたくないなんて生意気なことを思ってしまいます。死にたいとは思いませんが命を繋ぐためだけに働きたくありません。何かしらやりたいことを考えて探そうとは思いますが、”やりたい仕事”というのも幻想のような気がします。こんな駄目な自分をなんとか奮起させ仕事や生きていくことになんとかモチベーションを持たせたいです。

 

【中村うさぎの回答】

なるほど、「やりたいこと」は特にないけど、「やりたくないこと」は、はっきりしてる、と。
それはまぁ、わかるような気がします。
私も大学を卒業する頃、「やりたいこと」など何ひとつ思いつかず、だからといって会社員にもなりたくなくて(要するに働きたくなかったんですね)、就活もせずにボーッとしてたら、父親から「ええかげんにせぇよ!」と無理やり就職させられました。

そんな就職だったからもちろん仕事が楽しいはずもなく、結局1年半くらいで会社を辞めて、「さぁ、どうしよう。OLは二度とごめんだし、だからってやりたい仕事もないし、とはいえ働かないわけにもいかないしなぁ」などと思い悩み、高校時代の友人で電話で愚痴ってたら、「あんたは昔から作文がうまかったから、文章書く仕事がいいんじゃない? コピーライターとかさ」と言われたのでした。
文章書くのがそんなに好きなわけでもないし自信もないけど、他に代案もないからとりあえずやってみるか、という気持ちでコピーライターの通信講座を受け、ある程度履修してから広告プロダクションの面接を受けてみたら、よっぽど人手不足だったとみえて合格してしまいました。

以来、文章を書くことが仕事になり、コピーライターや雑誌ライターを経てラノベ作家になり、今に至るわけですが、いまだに文章を書くことが好きじゃないし、自分の文章に自信もありません。

 

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