Monthly Archives: 1月 2015

うさぎ的日常日記

今号の「うさぎ的日常日記」ですが、体調不良のためお休みをいただきます。

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今号分は次号配信前に遅延配信される場合がございますのでご了承ください。

楽しみにされていた購読者の皆様大変申し訳ありません。

中村うさぎの人生相談

私があなたに好感を持つのは、あなたが「自分の言動のすべてはナルシシズムを満たす作業に過ぎない」ということをきちんと認識しているからです。

他のコラムにも何度も繰り返して書いているので、もはや聞き飽きたかもしれませんが(てか、間違いなく聞き飽きてるだろ)、我々を不幸にしているのは、この厄介な「自意識」と「ナルシシズム」です。

極言してしまえば、我々は己を肯定するためだけ、そう、ただそれだけのために生きている。
それは「私は生きていてもいいんだよね」から始まって「私はこの世界に必要とされてるんだ」という確認に発展し、それがエスカレートすると「私はこの世界に必要不可欠な特別な存在である」などという妄想に至るわけですね。

世界を救うヒーロー物が人気を博すのは、読者や観客がヒーローに感情移入し、いとも簡単に万能感に満たされて、自分が特別な人間であるというナルシシズムの充足を味わえるからです。
本当は「私が世界を必要としている」のに、それがいつの間にか「世界が私を必要としている」にすり替わっている。

 

でもね、これは仕方ないんです。

 

この世に生まれてきてしまった以上、我々は「」という自我を持たざるを得ず、その「」の存在にいかに意味と価値を与えるかが最重要課題となってくる。
我々は、そういう生き物なんですよ。
犬や猫のように己のちっぽけな世界に充足して、縄張りだの発情だのといった日常の些事に拘泥し、間違っても「俺がこの世界を救う」なんて野望を持たずにすめば、人間はどんなにか幸せだっただろうかと思いますが、現在のような高度な文化や文明を生み出すこともなかったでしょう。

さて、前置きが長くなってしまいました。
今回は「ちゃんま」さんのお悩みです。

 

【お名前】
ちゃんまさん

【都道府県】
埼玉県

【性別】 
女性

【年齢】
26歳

【ジャンル】
人間関係

【相談内容】
うさぎさん、こんにちは。
ちゃんま、と申します。

突然ですが、私は自分のことが可愛くて可愛くて仕方ありません。
人に好かれたくて、認められたくて、注目されたくて仕方ありません。
他人からどう思われているかばかりを気にして生きています。
常に関心は自分にあり、他人には恐ろしいくらいに無関心です。
人への優しさも、自分が良い人間だと思われるための優しさです。
私の「良い行い」は全て見返りのための態度です。

そして、自分のことが可愛すぎるあまりか、他人の幸せを心から祝福できません。
同じステージに居た友人がステップアップしていくのを見て、あまり心地よく思っていない自分がいます。

私は昔から、偽善や自己保身に走る人間を嫌っていましたが、最近それは自分自身のことではないかと気づきました。

外に出ると、どうしても自分を偽ってしまいます。ずっとそうやって生きてきました。無意識に思ってもいないことを言ったりして、「偽っている」自分に自覚が無くなることさえあります。

でも、本当はこんな自分が嫌で嫌でどうしようもありません。
出来るのならば、「自分」以外の世界に心から関心を持てるようになりたいです。
どうすれば私は変われるでしょうか?

うさぎさんの意見を聞きたいです。
よろしくお願いします。

 

【中村うさぎの回答】

ちゃんまさん、あなたの苦悩はよくわかります。

 

でも、冒頭でも申し上げたように、それが「人間」という生き物の本質なのです。
だから、残念ながら、あなたがそのナルシシズムや自己確認欲求から逃れる術はありません。
それをやらなくなったら、あなたはもう人間ではなくなってしまうからです。

そんなら人間やめたい」と思うかもしれませんが、今さら犬や猫になれるはずもなく、あなたはこれからも人間として生きていくしかありません。
」という厄介な自我を抱え、その「」をいかに満たすかに腐心し、満たされないと欠落感や自己不全感に必要以上に苦しむ日々。
が、満たされたら満たされたで恍惚の瞬間を得るものの、より高い野望を抱くようになってますます「私にはまだまだ足りないものがある」という不全感に苦しむか、あるいは「私はこの世を救う特別な人間だ」などという誇大妄想を持ってしまうか、いずれにしても幸福な結末など望むべくもありません。

 

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まぁ、薬の副作用で顔がパンパンにむくんでるうちは、何やっても無駄だけどねw

昨日は睫毛エクステのサロンに行って来ましたー!
いつもの「アンジェ」さんです。
エクステ師は、おなじみのさえちゃん。
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なんて美しい仕上がり!
いつもながら天才だわ!
もちろん、下睫毛もバッチリよ!
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こちらのサロンでは小顔になる骨格マッサージや健康美肌エステもやってて、評判いいみたい。
あたしも薬の服用が終わったら、試してみようかな!

まぁ、薬の副作用で顔がパンパンにむくんでるうちは、何やっても無駄だけどねw

そう、無駄と言えば、ダイエットも、相当の徒労感があるわ。

 

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中村直腸の説話 2015.01.30【Vol.35】

「相方」詩人本田まさゆきの顔も嫌いなんです。笑。

「中村直腸の説話」
第八回目ゲスト
歌人 枡野 浩一さん
枡野浩一公式サイト『ますので』

動画はコチラ
http://bit.ly/2CqIAYU

トピックス (最新情報) 未分類

「中村直腸の説話」次月のマンスリーゲストは高久陽介さんです。

「中村直腸の説話」次月のマンスリーゲストは特定非営利活動法人日本HIV陽性ネットワーク・ジャンププラス代表理事の高久陽介さんです。

先日、西新宿の某居酒屋にて収録を行いました。

プライベートでも長いお付き合いになる様で、終始和やかな雰囲気の中、収録を終えることができました。

次月の同コーナーお楽しみに!

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