ARTICLE 中村うさぎの人生相談

  • 依存症は本人が罪悪感や自責の念を持っていると、ますます衝動が強くなります。

  • 2016年07月08日 (金)

人生相談のお時間です。
今回のご相談者は「みきみき」さんです。

 

【お名前】
みきみきさん

【都道府県】
大阪府

【性別】
女性

【年齢】
26歳

【ジャンル】
恋愛

 

【メッセージ本文】
浮気症が治りません。
お互いに結婚を考えてるくらい真面目に付き合っている方がいます。その人とは遠距離で滅多に会えないし、まずバレないのをいいことに浮気をしてしまっています。その浮気相手とは正直セックスさえできればいいのでほとんど性欲が原因だと思いますが、本命が何より大切だし辛いので早くやめて本命一筋になりたいです。どうすれば浮気をせずに済むようになるでしょうか。

 

【中村うさぎの回答】

「どうすれば浮気をしないですむようになれるか」というご質問には「当分、無理でしょう」としかお答えできません。
辛くてやめたくて仕方ないのにやめられないのですから、それはおそらく「依存症」の範疇に入る衝動だと思います。
自分の意志でやめられるものなら、とっくにやめてるでしょう。

やめられないから「依存症」なのです。

私にも身に覚えがありありですから、よくわかりますよ。

精神科医の先生方がどう言うかはわかりませんが、私の体験から言わせていただくと、依存症は本人が罪悪感や自責の念を持っていると、ますます衝動が強くなります。
開き直って「ま、これが自分なんだからしゃーないやん」と諦めて、「治そう」とか「やめよう」とか思わなくなったら、少しは前進する気がします。

私が思うに、「依存症」というのは、自分の中のもうひとりの自分の反抗なのです。

 

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