本日18:00配信の中村うさぎオフィシャルメールマガジン「中村うさぎの死ぬまでに伝えたい話」の週刊文春から続く人気コーナー「女王様のご生還」にて、シャーリーズ・セロン主演の「マッドマックス」を映画鑑賞された話をされています。
── 2.女王様のご生還 ──
前回、リスペクトする女優として「シャーリーズ・セロン」の名前を挙げた。
以前にも書いたと思うが、彼女を単なる美人女優だと思っていた私は、「モンスター」を観た時に、その評価を劇的に変えさせられたのである。
役のために肥るのはべつに彼女に限ったことではないが、その変貌ぶりには驚かされた。
あんなにブスで荒んだ中年女になりきれるとは思わなかった。
容貌だけじゃない、その無教養で育ちの悪さが丸見えで、だけど妙に一途で懸命で、愛と憎しみと哀しみを漂わせる連続殺人鬼像を彼女は見事に演じたのだ。
それ以来、私はシャーリーズ・セロンにリスペクトを抱いているのだが、このたび、その彼女が主演の「マッドマックス」を観に行った。
本来は「うさぎ図書館」に書くべき内容なのだが、そちらはしばらく「アドルフに告ぐ」のインタビュー動画を配信するので、このコラムで書くことにする。
まぁ、ひと言で言えば「つまんねー」であった。
いや、これはあくまで私の好き嫌いの問題である。