ARTICLE DIARYうさぎ的日常日記

  • 味はもちろん心奪われる接客にも感動!青山の正統派フレンチのお店-中村うさぎの死ぬまでに伝えたい話-

  • 2024年07月22日 (月)

髪が伸びて来たので美容院でカットしました。

久しぶりの青山です。

で、その日はこちらでランチしましたー!

ブノワ(BENOIT)

ビストロと書かれていたのでカジュアルなお店だと思ったら、なんのなんの!

めっちゃ正統派のフレンチでした!

しかも!

すっごく美味しかった!

ええ、美味しかったんです!

この値段でこのクォリティ、素晴らしい!
 

感動したのは、そこだけではありません。

接客がずば抜けていました!

今までいろんなフレンチレストランに行ったけど、接客に心を奪われたお店はそう何軒もあるわけじゃないのよね。

もちろん、高級店はどこも礼儀正しいし感じがいいんだけど、接客ってそれだけじゃないでしょ?
 

まず、お店に入った途端、杖をついてる私を見て素早く対応してくれました。

通常は店内の階段で2階に上がるのですが、従業員用のエレベーターに案内してくれたのです。

従業員用の、いわば裏口みたいな入り口なので、「お見苦しくてすみません」と謝りながら。

でもね、足の悪い人間にとっては、これってすごく助かるわ!

今まで私の足をこんなに気にかけてくれたのは、六本木の「中国飯店」と新宿の「スンガリー」くらいのものね(どちらも私のために従業員用エレベーターを使わせてくれるの)。

もちろん、従業員用エレベーターがない店は仕方ないけど。

でも、手を貸そうとしてくれる店すら、さほど多くはないのよ。

意外でしょ?
 

席に着いた後も、その接客スキルはいかんなく発揮されました。

メニューを説明してくださったマネージャーの北平氏のトークが、とにかく素晴らしい!

客を楽しませようというサービス精神は言わずもがな、ひとつひとつの料理の説明が活き活きとしてて本当に美味しそうで、食べる前から口の中にヨダレが溢れちゃうほど想像力を刺激されました!

そう、これはまさに、食前の前戯!

客の食欲を掻き立て、期待を高めて、最高の食事をお膳立てしてくれるトークなんです!

フレンチレストランではマネージャーやメートルドテルがメニューの説明をするのは当たり前だけど、こんなに心を動かされたのは初めてよ!
 

 

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