人生相談のお時間です。
今回は「わかはら」さんのお悩みです。
【お名前】
わかはらさん
【都道府県】
東京都
【性別】
男性
【年齢】
24歳
【ジャンル】
仕事
【メッセージ本文】
現在24歳ですが、未だに自分のやりたいこと、好きなこと、天職が見つかりません。
これまで営業、事務、飲食店、派遣、エンジニア、デザイン、ライター(インタビュアー)、airbnb、ブログなど色々な仕事をやってきました。アルバイト、インターンも15社くらい経験しましたが、どれも長続きせず、あまり面白いと感じません。長く続いて3ヶ月です。
いったいいつになったら自分の好きなことが見つかるのでしょうか?
こんな感じでフラフラとしていて良いのでしょうか。
アドバイスをお願いします。
【中村うさぎの回答】
わかはらさん、若いのにいろんなことやってますねぇ。
感心しましたよ。
それにしても「air bnb」にはちょっと興味を惹かれました。
私は絶対無理だけど(面倒見よくないし人見知りだしね)面白そうだとは思ってるんですよ。どうでしたか?
ま、それはともかく、あなたの「天職」問題です。
じつは私は、今の自分の仕事を天職だと思ったことは一度もありません。
いつも「ああ、なんでこんな仕事に就いちゃったんだぁ!」と己を呪詛しながら暮らしています。
だって私、文章書くのが嫌いなんだもん!
できれば文章なんて一生書かないで生きていきたいよ、マジで!
それでも私がまがりなりにもこの仕事を何十年も続けてこれたのは、「好きだから」ではなく「得意だから」です。
小学校の頃から私は作文が嫌いでしたが高得点は取れました。
それは単に本を読むのが好きでいろいろ読んでいたため、文章というものが自然に身についていたからだと思います。
学生時代の作文の文章なんて、いくつかの手本さえ心得てたら朝飯前ですからね。
べつに独創的である必要もないし、むしろ独創性なんて邪魔なくらいです。
よって、私の文章には、いまだに独創性がありません。
しかしまぁ、独創性なんかなくても、わかりやすい文章を書く基本的スキルさえあれば、ライター業はやっていけます。
天職かどうかはわかりませんが、それなりに食っていければいいのです。