今回の人生相談は「うさこ」さんからのものです。
うさこさんのご相談は、私にはいまいちピンと来ないというか、はっきり言って「まったくわからん！」のですが、こういうご相談にも、ない知恵を絞ってお答えしていかなければと思っております。
では、さっそく、うさこさんのご相談をご紹介しましょう。
【お名前】
うさこさん
【都道府県】
東京都
【性別】
女性
【年齢】
38歳
【ジャンル】
その他
【相談内容】
うさぎさん、初めまして。
文春ではうさぎさんの連載が一番好きでした。メルマガに移項されるということで、春からメルマガ購読しています。
ですので金曜はとても嬉しいです。さきほどホームページを覗いたら、「採用される可能性が高い」とのことだったので、送ってみることにしました。
私は、都市部で恵まれて育った高学歴なお嬢様のなかには、やさぐれ方向に拗らせる女子が一定数発生すると確信していまして、うさぎさんはそのような「高学歴系拗らせお嬢様」のパイオニア（ハシリ）であり、かつトップランナーであると思っています。
馬鹿にしているような書き方になっているかも知れませんが、うさぎさんはずっと「女が本来忌み嫌う、女の汚い部分（器用さやずるさ）」を排除して、
コアな女の部分と真摯に向き合って行きてこられたと勝手な解釈をしておりまして、心から尊敬しています。
そして、うさぎさんがいて、私の人生がすこし豊かに面白くなっているのは事実で、おこがましいですが、勝手に感謝しています。ありがとうございます。
さて、長くなりましたが、私の悩みは、「金持ちには努力しないとなれないのか？」ということです。
学生時代ヨーロッパに留学したのですが、その際、紳士倶楽部や貴族の館に行ったり、いわゆる現地の上流階級？みたいな方々や、大金持ちの人たちと接する機会がありました。
それは本当に豊かで、美しい姿でした。人生最大の衝撃でした。あれ以来２０年近く経ちましたが、あんな至福を味わったことはまだあれきりです。
「いつかこうなりたい・・・」と思い、心の片隅では、このままいけばああなる、位思っていたのですが。未だにまったく近づくことができません。むしろ離れてしまっている様です。
先のヨーロッパ留学の経験も含め、私は今迄の人生で色んな経験ができました。すばらしい仲間達、食事、旅行、ファッション、美容などの素敵な経験、恋愛、社会での自己実現。。。さらに皆が同情をし、きっと身の回りの人間で不幸大会をしたら（しないですが）きっと１位をとれるだろうと思う不幸まで。
そんなこんなで、とてもおこがましいのですが、「お金持ち」以外の特に良い方向？の経験は結構クリアしたというか、お金以外で実現できることはできたような気がしています。
私の生まれ育ちは大変に貧乏で、惨めでした。40平米２DKの公団の団地に家族４人で住んでいました。広大な面積を誇るOO団地の中の小学校で、成績や部活で活躍していたので、親が頑張って私立の中学に行かせてくれました。進学した女子中校では、お金がなくて修学旅行に行けないなども経験しましたが、全く寂しくないばかりか、小学校とは違い洗練された子ばかりで、むしろ自由になれた気がしました。飛びますが、大学を出ると入りたかった企業に就職できました。
年収800万くらいありました。とても多くはないですが、これが私の人生最大のお金持ち経験でした。素敵な家に住み、外車に乗り、洋服も旅行もエステもマッサージもタクシーもケチらずにできました。お金の心配しなくていい、という経験はこのときが生まれて初めてで、会社もすばらしいところで、本当に本当に幸せでした。
それでも貧乏性？な私は貯金で海外に留学し、ビジネスの学位をとりました。また10年勤めたころには、都心に単身用マンションが買えるほどの現金預金ができていました。
ただ、小さいときから「資産」が全くなかったことと、私が大学の頃に実家が一戸建ての持家を購入したので、お金は引き続き自分をブラッシュアップする経験に使おうと思っていたので、その貯金はすべて、会社をやめて独立して事業をたちあげる資金につかいました。
…もう６年目になるその事業ですが、残念ながら今のところ全くうまくいっていません（笑）収入は会社員時代の1/10ほどに激減（というか赤字なので経営者の私は報酬は基本とれない身分です）し、家も解約して、実家に帰りました（幸い都内にあります）。
事業は数字だけで見ると、やめることも検討しなければならない位の失敗っぷりなのですが、着実に実績は出来てきています。名前だけでとれる仕事が増えてきたり、自治体の予算の仕事ができたり、海外出張とかにはいけたりしています。
とはいえ実質、いまの私の生活費は、きっと生活保護よりもすくない位しかないのですが、年齢のこともあるので転職しようとかは考えていません。実家もあるし、好きな事やって生活できているだけでもありがたいと思い、正直変化を起こすのが面倒なのもあり、これでやっていこうと思っています。やっていれば上向くかもしれないし。あとは、会社員をやめた理由は健康面にあるのですが、独立してからというもの心身がとても健康でいられているのも大きな理由です。
結婚はいちどもした事がありません。『結婚』に心を動かされたことがないからです。するならお金のためだろうな、と思うのですが、「この人ならば（資産面で）してもいい」という人と、ご縁ができたことはありませんでした。
今は、大好きな仕事やすばらしいクライアント、素敵な仲間や恋人、可愛くてたまらない愛犬に囲まれ、本当に幸せなのですが、お金だけがほんっとうに無いんです。。。
（今後親類から遺産等が入る予定は皆無です。）
うさぎさんはお金持ちかどうか分からないですが、私の最高値、年収８００万よりは稼いでいらしたと思います。そして私より色んな方々を見てきたとおもうので、お聞きしたいです。
何かを捨てたり、汚いことをしないと、お金ちになれないのでしょうか？？お金持ちって、努力しないとなれないのでしょうか？？
身に余る人生で感謝ばかりなのですが、もし今死ぬのならば、一生のうちに一度も、お金持ちになれなかったことだけが、きっとものすごく悔やまれるのだとおもい、ご相談させていただきました。
長くなって、そしてまとまりの無い文章で失礼しました。
どうぞよろしくお願いします。
ううーーーん！
なんて答えていいのか、わからーーーん（笑）！
まず「お金持ちには努力しなくちゃなれないのか？」というご質問ですが、生まれた時から金持ちだったり異様に運が良くて宝くじやらギャンブルやら投資やらが成功しまくり、という稀有な人たちを例外として、ほとんどの人は努力してお金持ちになってると思いますよ。
どんな努力かは知りませんけどね。
私はべつにお金持ちじゃないし、努力もしたことないので「こうしたらお金持ちになれます」的なアドバイスはできません。
それを知りたければ、私なんかに訊くより、お金持ちの人たちの書いてる自伝とか読んだ方が参考になるんじゃないかな。
そもそも、うさこさんの言う「お金持ち」の定義が、私などの考える「お金持ち」とはレベルが違うというか、「貴族の館」とか「上流階級」とか言われても、それがどんな場所でどんな人々が集まるのか想像もつきません。
そのようなキーワードを聞いて私の頭に浮かぶのは、ヒラヒラのドレスを着て高笑いするマリー・アントワネットの図くらいです。
非現実的ですね、はい（笑）。
で、うさこさんは、そのような人々に仲間入りしたい、と。
そんじょそこらの金持ちではなく、貴族の館に住んで連日パーティを開くような、そんな階級のお金持ちになりたい、と。
いやぁ、しかしねぇ、それは努力なんかで手に入るもんじゃないでしょう。
ヨーロッパの貴族階級というのは、日本やアメリカのお金持ちとは、生まれ育ちからして全然違うと思います。
階級制度のないアメリカや日本では、いくら名家に生まれても、しょせん庶民なんですよ。
頑張ってお金持ちになったからって、貴族になれるわけじゃありません。
どうしてもその階級の仲間入りをしたいのなら、金持ちになることより、貴族の男をゲットして結婚するほうが手っ取り早いと思うけど、それだって家のしきたりやら価値観やらが食い違って苦労するような気がするなぁ。
2014年9月20日は横浜パシフィコで開催された健康生活フェアにてふかわりょう司会で講演させていただきました。
ふかわりょうさんをはじめ、主催者スタッフのみなさま、当日ご来場いただいたみなさま、大変お世話になりました。
また機会がございましたら改めてよろしくお願いいたします。
中村うさぎオフィシャルサイト運営事務局
このコーナーにいただく人生相談は、まぁ他人から見ると些細なことではありながらも本人にとっては深刻な悩みだったりするようなものが多く、それなりに皆さん真摯なご相談をお寄せくださってます。
が、中にはこの私を激怒させるような内容のものもあり、本来でしたらそういうのは無視するのですが、あまりにも頭に来たのでここで晒してやることにしました。
いや、晒すなんて大人げないとは思うんですけどね、私の地雷を踏まれちゃったんだから仕方ない。
私をそこまで怒らせた人とは……「じゅんいち」さん、あなたです。
【お名前】
じゅんいちさん
【都道府県】
大阪府
【性別】
男性
【年齢】
46歳
【ジャンル】
恋愛
【相談内容】
うさぎさんの著作を1冊読んでみて
不思議な方のように思えるが、実は案外と佐藤優さんとの共著の神学書もあり、普通の女性とも思いました。
行間からは見えないうさぎさんを堪能するには、うさぎさんを彼女にするしかありませんが、それには如何すれば宜しいでしょうか。
大阪府在住 結婚歴無しの独身。
身長は190cm、体重は93kgで
ジムで筋トレを始めて健康維持に努めています。
はぁ～？
なんだよ、これ？
ナメてんかよ？
私の本を読んで「不思議な方のようにも思えるが」、佐藤優氏とキリスト教関係の共著も出してるから「普通の女性」とも思えたぁ～？
私のどの本を読んだか知らないけど、佐藤優との共著がなかったら、あなたにとって私は単なる「理解不能の頭のおかしい女」だということで終わってたんでしょうね。
ところが、こんな女があのインテリの佐藤優と対談本を出してる、ということで、やおら私を見なおす気になった、と（笑）。
ほほぉ～、こりゃまたありがたいこってすなー（棒）。
あなた、本当に権威に弱くて、自分の頭では何も考えられないバカですね。
最初に私の本を読んで理解できなかったのなら、私が誰とどんな対談本出そうと、あなたには私の言ってることなど一生理解できませんよ。
今後、私の本など一切読まなくてよろしい。
てか、読むな！
