さぁ、「人生相談」のコーナーですよー!
今回のお悩みは、「みみか」さんです。
【お名前】
みみか様
【都道府県】
東京都
【性別】
女性
【年齢】
37
【ジャンル】
家庭
【相談内容】
「既婚女性です。今後の自分の進む方向がわからず、悩んでいます。
癌を患う義父さんと同居し、数年間在宅介護をしてきました。そんな中義父が他界し、暫くしてから夫の会社が倒産し、夫は疲労で入院、金銭面でも精神面でもかなり落ち込みました。最近夫も私も、ようやく落ち着いてきましたが、私は不妊のようで、ずっと妊娠ができません。次から次へと、寂しい事が起こります。同時期に結婚した周りの友人・親戚達は、ごく自然に結婚生活を送っていて、子供を授かっていて…とても羨ましさを感じます。そして、自分だけ取り残されているように感じます。暗くなってしまった自分をどう変えてよいかわかりません。そして子供のいない人生をどう歩んでいったらいいかわかりません」
【中村うさぎの回答】
なんだか、ものすごく心細げですね。
みみかさんの寂しさや不安が、こちらにも伝わってきます。
でもね、みみかさん、周りの友人たちが本当に「ごく自然に」結婚生活を送ってるかどうかなんて、なんでわかるんです?
世間体もあるから表面的には充実していて幸せそうなふりをしていても、じつは夫婦仲が危機に瀕してたり、夫や子どもを愛せなくて苦しんでたり、他人にはいろいろ裏事情があるものですよ。
自分が落ち込んでると、他人が実際以上に幸福そうに見えて羨ましくなったりするものです。
でも、それはあくまで「自分が不幸だ」と思ってる人に特有の視野狭窄。みみかさんは少し自己憐憫に浸り過ぎてる気がします。
まぁ、お義父さんの他界やご主人の会社の倒産や入院など、不幸続きで仕方ないのかもしれませんけどね。
だけど、そんな時だからこそ、もっと客観的な視点を持たなくちゃ!