JAJA姫武遊伝―悪魔が来たりてホラを吹く
出版社: メディアワークス
発売日:1995/6
文庫: 338ページ
平和なジパングの魔界にやってきた、西洋魔界からの親善大使は、“地獄の大公”プート・サタナチア。時を同じくしてジパングに現れた謎の美女アシュタルト、“天使”を名のる美青年ベルゼブブ。なにやら怪しいヤツらの悪巧みに、ジパングは史上最大のピンチを迎える…。ヤツらの陰謀を阻止せんと立ち上がったジパング魔族は、龍神一族のひとり娘・蛇々姫、天狗一族の跡取り息子・飛天丸、玄武一族の姫君・雨月姫、白狐一族の御曹司・狐太郎、そして餓魔一族の厳之助。いずれ劣らぬプリンスやプリンセス…なのだが、蛇々姫は魔界一の惚れっぽい性格にしてジパング魔族一の直情径行娘であり、雨月姫は魔界一の高飛車な性格にしてジパング魔族一の大酒乱、厳之助にいたっては魔界一のバカで大喰らいにしてジパング魔族一のドラ息子である。はたして、こんな蛇々姫たちに故国ジパングは救えるのか。危うし、ジパング。