人生相談のお時間です。
先日、トークイベントの席上でのこと。
お客さんからの質問に答えるコーナーにて、「絶望から抜け出す方法を教えてください」という質問に、私は答えられませんでした。
まずはその人が何故絶望しているのかわからなかったために、具体的に考えることができなかったのです。
大事な人をなくして絶望しているのか、信じていた人に裏切られて絶望しているのか、思い病気に罹って絶望しているのか・・・。
その「絶望」の種類によって回答も変わってきます。
イベントではそのように答えたのですが、せっかく質問してくれた人に満足に返せなかったことがとても心残りでした。
これを読んでくれているかどうかわからないけど、ごめんなさい。
咄嗟に何も思い浮かばなかった自分が情けないです。
で、家に帰ってその件についていろいろ考えました。
「絶望から抜け出す方法」なんてあるのだろうか?
それも、個別ではなく普遍的な方法が?
ひとつ思いついたのは、他ならぬ自分自身の言葉でした。
ずっと昔、まだ私がラノベ作家だった頃、自分の作品のあとがきか何かでこう書いたのです。
「出口のないトンネルはないよ」と。