人生相談のお時間です。
今回は「いじめ」というか「村八分」というか、要するに職場でハブられた女性のご相談です。
ご相談者は「みねこ」さん。
こういう経験は、多かれ少なかれ、誰にでもあると思います。
被害者として体験した人も、加害者側に加わっていた人もいるでしょう。
みねこさんの場合は職場ですが、ママ友とか近所付き合いとか学校などでもありがちな現象です。
みなさんも、ご自分の体験を思い出しながら彼女の悩みを聞いてあげてくださいね。
【お名前】
みねこさん
【都道府県】
愛媛県
【性別】
女性
【年齢】
35代
【ジャンル】
人間関係
【相談内容】
お忙しいところ、目を通していただいてありがとうございます。すみません、思いの丈を入力していたらとりとめのない内容になってしまいました。
今年結婚して職場(派遣)を退職した33歳の女です。私の悩みは、以前の職場で、一部の派遣仲間(女性)から仲間はずれされたことのトラウマが抜けないことです。いじめ、というような積極的なものではなく、水面下でさらっと仲間はずれにされていたという感じです。‥ 以前は飲みにいったり、ランチしていたりしたのに。通算で3年間、その職場に在籍したのですが、退職する1年暗い前から飲み会には誘わなかったり、ランチに誘われなくなったり‥きっかけはいまでもわかりません。
彼女達は、基本人目のあるところで話しかけても嫌な感じは全然出しません。頭の回転が良くて、他人にどう見られているかを計算する感じの人達でした。外面はとてもいいですが内向的な人や、変わってる人をみるとそれを揶揄したり、メンバーで共有して馬鹿にしたりしていました。
その後私は結婚を機に会社を退職しましたが、もちろん仲間外れをしていた女性達からはまったく祝ってもらえませんでした。(人目のあるところで、渋々言ってる感じの時もありましたが)私も今となってはその人達と仲直りしたいとかそんな気持ちはまったくなく、むしろやっと離れられてほっとしているのですが、どうしても仲間はずれされた時の悲しい気持ちがフラッシュバックして時々涙がでてきたりしてしまいます。
すみません、退職したのに今だにこんなことでクヨクヨしてる自分を叱咤してください。よろしくお願いします。
【中村うさぎの回答】
みねこさん、私にもあなたと似たような体験があります。
しかも私の場合、被害者になったこともあれば加害者側にいたこともありました。
女子校時代はグループ内で軽くハブったりハブられたりを繰り返してましたね。
でも首謀者はいつも不動でした、今にして思えば(笑)。
ちなみに加害者側の人間には、あまり「いじめ」という自覚は薄いです。
それだけにタチが悪いとも言えます。
はっきりと自覚された「いじめ」ではないから罪悪感が生じにくい。
しかも相手に対する不快感をグループで共有しているため、誰かをハブることで彼女たちは結束し、優越感をシェアできるわけですね。
ゆえに、なかなかやめられない。
しかし、これははっきり言って中高生くらいまでの現象で、大人になってからもこれを職場やママ友グループ内でやってる人たちは愚かで幼稚です。
そういうアホどもは気にするなと言いたいところですが、ついつい悔しさを引きずってしまうのが人間というものですよね。