ARTICLE 中村うさぎの人生相談

  • あなたが思っている以上に「生活的嫌悪」というものは根深いものです。

  • 2014年04月11日 (金)

今回は「ハムスター」さんからのお悩み相談です。

【お名前】
ハムスター様

【都道府県】
神奈川県

【性別】
女性

【年齢】
37歳

【ジャンル】
恋愛

【相談内容】
37歳、公務員独身女性です。
美容クリニックに定期的に通っており容姿は公務員にしては普通だと思います。
結婚したいのですがご縁に恵まれず相手を探して今まできました。
今、付き合ってる男性が2人います。1人は中小企業の平社員で一生出世は望めませんが性格もよく一緒にいて落ち着きます。もう1人は不動産鑑定士で自営、頭が良く話が面白いですが恋愛感情を抱けず、彼の匂い(ワキガとかではなく自然な体臭)が嫌で嫌でキスも触られるのも苦痛です。
結婚を考えると収入がある不動産鑑定士と結婚したいのですが、キスも嫌なくらいで毎日一緒にいられるか不安です。が、一方で結婚しちゃえば慣れるかもとも思います。
中小企業平社員とは今は良くても将来的に私との役職や収入の差が益々開いても大丈夫なのかという不安もあります。
セックスはどちらもいいのですが不動産鑑定士は匂いが嫌なので若干苦痛です。
うさぎさんだったらどちらの彼を選びますか?

【中村うさぎの回答】

私だったら、間違いなく「臭くない男」を選びます!ていうか、無理でしょ、臭い男なんて。

ハムスターさん、あなたが思ってる以上に「生理的嫌悪」というものは根深いものです。

匂いじゃなくても、たとえば相手の顔や生活習慣に対する生理的嫌悪があると、一緒に暮らすなんて、まず不可能です。

それが気になって気になって、いつか我慢できなくなるからです。

もちろん結婚すればいずれはセックスレスになるわけだし、臭い彼氏ともベッドを共にしなくて済むようになるかもしれません。

でも、セックスがなくなったって、日常的に身体の接触はあるかもしれませんし、あなたの嫌悪はそのたびに募っていくことでしょう。

 

この続きはメールマガジンにご登録後、ご覧いただけます。

中村うさぎオフィシャルメールマガジン
「中村うさぎの死ぬまでに伝えたい話」